カリフォルニア工科大学(Caltech)などの研究チームは、米国のカール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群(VLA)による観測で、木星の約12倍の質量を有し、どの恒星系にも属さずに宇宙を漂う太陽系外巨大ガス惑星を発見した。米国立電波天文台(NRAO)などが発表した。 発見された惑星は木星の200倍以上という強力な磁場を形成しているとみられ、天体の磁場を形成・維持しているダイナモ機構の理解を深める上でも有用な知見を得られると期待されている。研究論文は「The Astrophysical Journal」に掲載された。 漂流惑星「SIMP J01365663+0933473」の想像図。木星の12.7倍の質量、200倍超の磁場をもつと考えられている (C)Caltech/Chuck Carter; NRAO/AUI/NSF)] この惑星「SIMP J01365663+0933473」は地球から