私の「CGMの面白さは自ら情報を発信する側にならなければ理解できない」という言葉にもかかわらず、「ブログは始めてみたいが、何を書いてよいのか分からない」とグズグズしている人たちが私のまわりにも何人もいる。今日はそんな彼らのための推薦図書三冊。 ・頭の良くなる短い短い文章術 ブログを書き始めようかと迷っている人の背中をそっと押してくれる良書。自分のまわりの人やものを常に好奇心であふれた眼で見る気持ちさえ持って生きてさえいれば、ネタに困ることなど決してないのだ。ブログの更新が滞りがちな人にもお薦め。 ・理科系の作文技術 それまでは「自分は作文が不得意だ」と思い込んでいた私を一気に開眼させてくれた良書。初めて読んだ時の感想は、「なんで学校ではこんな簡単なことを教えてくれなかったんだ!」である。私が常に「分かりやすい文章」を書くように心がけているのはこの本の影響。 ・文章表現、400字からのレッス
ブログの面白さについては個人的にひそかな仮説があって、「結構長く続けてきた仕事を、一念発起して転職/離職しようとしている、あるいはした若手リーダーレベルの人のブログ」っていうのが、やっぱり要注目だと思うわけです。なぜなら、もともと所属していた業界に対する批判的なものの見方というのが、取引先や所属組織のしがらみを切り離せることで一気にあふれて出てくるため、通常は絶対に出てこない一言というのがぽろっと出てくるから。 ・・・というような意味で、この本なのだが、とにかくこれは絶対に読む価値がある。渡辺聡氏の監修による「Web2.0を使ったマーケティングの教科書」というべき本だが、その中に衝撃的な記事が入っているのを見つけてしまったのだ。 もったいぶるようで悪いのだが、もろもろの配慮をした結果、それがどの原稿のことなのか、どういうことが衝撃だったのかはここでは具体的に書かないほうが良いだろうと判断し
自分は本を正しく評価できると思い込んでいて、あれはくだらない、あれはすばらしいとか言う。 自分は正しく本を読んでいると思い込んでいる理由が実際は精読によるのではなく、個々のインフォメーションの集積によっている(気が付いていない)。 つまらない本を買ってしまった自分に恥じてこっそりブックオフに売り、これはよいと思った本を書架に並べるが、それは単なるコレクションだと言われるとむっとする。 本を読んで感動できる自分がとっても好き。その割に他人が感動しているのが大嫌いでいろいろなんくせをつける。 本を読むことによって得られるものはといった議論が好きでやたらと難解にする。 $山形浩生の本とか訳本とか書評の本は読んでみる……なお、$山形浩生は変数で、小熊英二とか浅田彰とかいろいろ代入可能(自分をそれらと同一視したいファンちうことやね、結局)。 ローマ史とかハプスブルク家とか三国志演義とかディテールを知
このコーナーでは、企業でWebサイトの運営に携わっている方、マーケティング部門等でWebの活用法について考えておられる方向けに、Webマーケティングの実践のための手法やノウハウ、事例をご紹介していきます。市場に出回る書籍や雑誌では論じられることない、Webマーケティングの最前線に触れていただければと思います。 2006年03月14日 『ウェブ進化論』は何故キャズムを越えたのか? マーケティングユニット 棚橋 皆さんは、もう梅田望夫さんの『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』(以下、『ウェブ進化論』)をお読みになられたでしょうか? Web2.0やGoogleなどを中心的なテーマにしたこの本は、現在、こうしたWeb関連の本としては爆発的といってよいほどの売れ行きを見せていることで非常に話題になっています。現在のWeb2.0という流れ、そして、これから起こるであろう変化を考える上では非常
年明けの1月6日に開催された2006 International CESでGoogleは、各種便利フリーソフトの詰め合わせ「Google Pack」と、米CBSのテレビ番組などの動画を有料で配信する「Google Video」の2つを発表したが、この先にGoogle書店の計画があるという話も流れてきた。ということは、Amazon対Googleのバトルが始まるのか。 Google書店の話はイギリス放送協会BBCのニュース「Googleが将来オンライン書店を検討中」で流れた。公式なアナウンスではないがインタビューを元にしていることと、すでに「Google Video」で米CBSのテレビ番組などの動画(Flashビデオ)を有料配信するサービスを開始したこともあり、Google書店実現にも期待が高まっている。 Google書店に比較されるGoogle Videoだが、なにより魅力的なのは価格だ。一
ネット上の情報がこのままの状態だと日本人の“アタマ”が危ない――国立情報学研究所(NII)の高野明彦教授は警告する。日本語ネットコンテンツの多くは、企業が運営する商用サイトか、裏づけのない情報が飛び交うブログや掲示板。中立的で信頼の置ける情報が充実しているとはいえない。 「情報の質が下がれば、それに合わせて脳も貧弱になってしまう」と高野教授は心配し、ネット上に信頼できる情報を増やしたいと話す。切り口は、コンテンツとの出会いを増やしてくれる検索技術「GETA」(ゲタ)と、編集者の目を通し、信頼性がある程度担保されている書籍だ。 「ネット上は責任を持たない情報だらけ。その中で人は育つ」――裏の取れた確実な情報はそれほど多くないにも関わらず、ネットの世界だけで情報を完結させ「Google検索で出ないものはこの世に存在しないと同然」ととらえる人は少なくないと、高野教授は指摘する。 街に道路や公園が
この本の原稿は田口さんとだいたい半分ずつ担当という感じです。でも田口さんと編集Iさんにはずいぶんしわ寄せをしてしまったような。 2003年~2004年ごろのブログ本というと、Movable Typeの設置方法など、かなり技術的な話が多かったのですが、ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイスで「運用法」や歴史に焦点が当たってきました。私の「ウェブログ超入門!」は、後半部分で表現方法や運用法にポイントを置いて解説しています。 最近のブログ本は何の本なのかといえば、ビジネス的活用もふまえた上で、プロモーション術、広告・宣伝技術、編集・出版的な表現技法、マーケティング的思考など、つまりアピール力・情報伝達能力をいかに高めるかという話になってきています。ブログ利用者が、「ブログを使う」から「ブログを使いこなす」あるいは「ブログを活用する」次元へとレベルアップしてきている
秋といえば読書──。というわけで、定番といえば定番すぎる企画をTech総研でもやってみました。ハードやソフトなどさまざまな分野で知られる5人のTOPエンジニアに自らの座右の書、5冊の厳選を依頼。計25冊、彼らはどんな本に刺激を受けているのでしょうか? 今回ご登場願った5人はいずれも各界で知られるエンジニアばかり。人力検索サイトをはじめユニークなサービスを次々提供する(株)はてなのCTO伊藤直也さん、オブジェクト指向のシステム開発で定評のある(株)豆蔵の羽生田栄一会長、ロボット製作で知られるロボ・ガレージのクリエーター高橋智隆さん、液晶関連では他社に追随を許さないLSIメーカーザインエレクトロニクス(株)の飯塚哲哉代表取締役、そしてTech総研では“電網ニュースウォッチャー”としておなじみ、キヤノン(株)の研究員、平林純さん。 「読書」とひと口に言っても、仕事用に要点のみ読むものもあれば、味
ブログをずいぶん長いこと続け、スタイルの試行錯誤をあれこれと繰り返してきたが、「読んだ本について書く」スタイルだけは、まだ発見できずにいる。なぜそれがうまくいかないのか。そのヒントが保坂和志「小説の自由」 小説の自由 作者: 保坂和志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/06/29メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 208回この商品を含むブログ (151件) を見るの中にあったので、膝を打って同意した箇所をまず引用する。 だから小説は読んでいる時間の中にしかない。音楽は音であり、絵は色と線の集合であって、どちらも言葉とははっきりと別の物質だから、みんな音楽や絵を言葉で伝えられないことを了解しているけれど、小説もまた読みながら感覚が運動する現前性なのだから言葉で伝えることはできない。 批評家・評論家・書評家の仕事は「読む」ことだと思われているがそれは間違いで、彼ら彼女らの仕
Harry Potterシリーズの最新作「Harry Potter and the Half-Blood Prince(ハリーポッターと混血のプリンス)」がついに発売された。これまでで最も発売が待たれていた同書は、Amazon.comだけでも約140万人の読者が予約するなど、オンラインでの販売記録を塗り替えている。Amazon.comでは昨年の予約受付開始以来、常にベストセラーリストに名を連ねていた。 郵便局や配送業者が、発売日当日の配送の約束を果たすべく仕事に追われるなか、インターネットにはすでに同書についての書評や、発売日深夜のパーティの話、一気に読んでしまった読者によるネタばらしや、あまりにも内容をばらし過ぎている書き込みへの苦情などが溢れている。米国時間16日午前11時から正午にかけて、blogサーチエンジン「Technorati」では「Harry Potter」という語が最も多く
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