この記事はPerl6 Advent Calendar 2011の6日目です。 前々回のuasiさんの記事が中々濃い内容だったので、補足としてPerl6のオブジェクトモデルについて簡単に解説しようと思います。 前提 Perl6の世界は(一部のnon-objectなプリミティブ型を除いて)オブジェクトで構成されています。全てのオブジェクトはクラスに属し、全てのクラスはルートクラスであるMuクラスを(そして一般的なクラスはMuを継承したAnyクラスを)継承しています。 オブジェクトに関する基本的な操作はMuクラスとAnyクラスに用意されていて、ユーザが独自に定義したクラスも暗黙的にAnyクラスを継承したものと見なされます。 クラスの定義 クラスを定義するにはclassキーワードを使います。 class C { ... } クラスにはattributeとmethodを持たせる事が出来ます。 att
これはMoritz Lenz氏のWebサイトPerlgeek.deで公開されているブログ記事"Perl 5 to 6" Lesson 03 - Basic Control Structuresの日本語訳です。 原文はCreative Commons Attribution 3.0 Germanyに基づいて公開されています。 本エントリにはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedを適用します。 Original text: Copyright© 2008-2010 Moritz Lenz Japanese translation: Copyright© 2011 SATOH Koichi NAME "Perl 5 to 6" Lesson 03 - 基本制御構造 SYNOPSIS if $percent > 100 { say "weird math
こんにちは、@lopnorこと檀上です。と、これまで誰も名乗らずにここまできてしまいましたJPerl Advent Calendar 2010 - perl6 trackですが、ここでこれまでの執筆者をご紹介します。 @risouさん [/articles/advent-calendar/2010/perl6/7:title=インタラクティブな実行環境を使おう] @uasiさん [/articles/advent-calendar/2010/perl6/8:title=モジュールを公開してみよう] @VienosNotesさん [/articles/advent-calendar/2010/perl6/9:title=『Perl6入門』入門] @lopnor 残りの記事 です。まだまだ原稿が足りないので、Perl 6について語っちゃうよ!という方はぜひお声がけください。よろしくお願いします
5日目の「[/articles/advent-calendar/2010/perl6/5:title=モジュールを書いてみよう]」は読みましたか?モジュール書いてみましたか?もう書いた?すばらしい! そうすると次は……公開してみたくなりますよね? まだ書いていない人も……何か書きたい!公開したい!と思いませんか? 今日はそんな人のために、 Perl 6 モジュールを公開して に登録するまでのステップを説明します。 0. モジュールを書こう 何はなくともモジュールを書きましょう。実用的なものを書くもよし、 Perl 5 や他の言語のモジュールを移植するのも勉強になりますし、おふざけモジュールだってかまいません。 適当なディレクトリ(以下 $project とします)を作って、モジュールを $project/lib 以下に置きます。 依存する Perl 6 のモジュールがあるなら、 $proj
Raku Advent Calendar (2009-2019) Something cool about Raku (formerly known as Perl 6) every day of December until the 24th Raku makes it easy to introduce a bit of parallelism into a program – at least, when the solution lends itself to that. Its asynchronous programming capabilities also shine when building concurrent applications. During the last year, I’ve enjoyed employing both of these in my
Perl 6 ではインスタンスメソッドとクラスメソッドは区別されません。オブジェクトのアトリビュートをアクセスしていないメソッドはすべてクラスメソッドとして呼ぶことができます。 class C { method hello() { say 'hello'; } has $!aisatsu = 'konnichiwa'; method konnichiwa() { say $!aisatsu; } } C.new.hello; # => hello C.hello; # => hello C.new.konnichiwa; # => konnichiwa # C.konnichiwa # Error: Type objects are abstract and have no attributes, but you tried to access $!aisatsu メソッドがクラスに対して
Perl 6 の入門してみた - plackdo, plack-like web interface on Perl 6 シベリア鉄道で6日もいたら退屈するだろうと思って、数年前からYAPCのたびに興味が湧くだけで手を付けずに来ていた Perl 6 に入門してみようと思っていました。この前の宣言通り、このブログは Perl 6 で動くようにしようと思っています。ので、それへ向けた準備をこの旅行中にやりました。 Perl 6 の機能の概要をあつかった記事は結構あるけど、正直書いてみんとわからん、と言うこともあり、また書き出すとこういうときはどうするんだ、という疑問が出てきたり、ということで、やってみてよかったです。何となく稲中の「左手卓球」的な気もしなくはないですが! で、Perl 6 と web 、っていう関連で既存の実装はないかな?と思って調べてみたら、 november というwiki
2010年07月31日11:30 カテゴリLightweight Languages perl6 - LLTiger、弾のスライド というわけで、朝早くから会場にいらっしゃった皆さま御礼なう。 LL Tiger 来れなかった方は、こちら。 私のスライドは以下のとおりとなります。 http://www.dan.co.jp/~dankogai/lltiger/rakudo.html 会場ではiPadで発表したのですが、iFrameの中でもそこそこきれいにおさまるようにしたので、ここから直にご覧になれます。ソースコードをクリックするとllevalで実際に実行されます。 とはいえ、Rakudo *は重い。lleval上でsay <Hello World>.join(', ')に二秒以上、FizzBuzzに3秒以上かかります。というわけでご利用は計画的に。 Dan the Presenter The
How do you know when a new programming language is ready to be released? You try porting a real software framework to it. I recently completed a port of a Perl 5 framework to the Rakudo implementation of Perl 6, and guess what? It just works! This is my story... After only a short ten year wait, a Perl 6 implementation is scheduled for release this month. Rakudo * (aka Rakudo Star) will be inaugur
http://use.perl.org/~pmichaud/journal/40407 Rakudo Perl6の「パンプキン」(リーダー)のPatrick Michaud氏によると2010年4月に予定され、遅れていた「使えるperl6」が7月29日にリリースされることに決った。このリリースを「Rakudo Star」と名付けた。 Rakudo Perl6チームはこの日付に強い決意を示している。「この時点であるものをリリースする」と言っている。また遅れると、Perl6はいつまでたってもリリースされない、などと言わるのに嫌気がさしたのだろう。4月のリリースが遅れたのはパンプキン家の健康問題によるそうだ。 7月末の「Rakudo Star」が正式リリースと解釈していいのだろうか。というのは「official release」言葉が見当たらないから。実用できれば、肩書は何でもいいのだが。 これ以
You can force interpretation of a name as a class or type name using the :: prefix. In an rvalue context the :: prefix is a no-op, but in a declarational context, it binds a new type name within the declaration's scope along with anything else being declared by the declaration. Without a my or other scoping declarator, a bare class declarator declares an our declarator, that is, a name within the
2010年4月に出るのは…… 先日、いわゆるPerl 6の実装が2010年4月をめどにRakudo *(Rakudo Star)の名前でリリースされる、という記事が紹介されました。 そのネタ元となった記事を書いたパトリック・ミショー(Patrick Michaud)氏は、2009年4月17日のNordic Perl Workshopを皮切りに、2009年6月22日のYAPC|10(YAPC::NA)、2009年7月22日のOSCON、2009年8月4日のYAPC::EUと、立て続けにRakudoの発表を行い、そのまとめとして当該記事を掲載したのですが(ちなみにRakudo *の公開時期はすでにOSCONの時点で明言されていました)、その3日後にご本人によるフォロー記事が出ているように、この短い紹介記事では意図が伝わりにくい面もあったようです。 そこで、今回はRakudoとはどのよう
When you need perl, think perl.org Journal of pmichaud (6013)においてPatrick Michaud氏が、Perl 6のリリース時期について言及している。Patrick Michaud氏はPerl 6の設計と実装に関してリリースマネージャに近い立場にある。氏は2010年4月を目処にPerl 6の実装を公開したいと説明している。 Perl 6のリリース時期を明示的に示したのには大きくみて2つの理由がある。ひとつは、「いつPerl 6がリリースされるのか」という、これまで繰り返しおこなわれてきた質問に対して明示的な回答を示しその煩わしさを解決するということ。もうひとつはPerl 6の公開時期を示すことで、Perl 6を使ってみたいと考えている開発者へ意思表示をしておくことにある。 2010年4月に公開が予定されているバージョンは、Pe
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