幻冬舎が昨年11月に出版した作家・百田尚樹氏の単行本『日本国紀』。インターネット上で相次ぐ“盗用・コピペ”の指摘に同社の見城徹社長が反論して、大きな関心を集めている。 国民の歴史と国家の変遷を綴った『日本国紀』をめぐっては、発売直後から歴史認識の誤認や「ウィキペディアのコピペではないか」との指摘が続出。炎上騒動へと発展し、百田氏がツイッターで「執筆にあたっては大量の資料にあたりました。その中にはもちろんウィキもあります。しかしウィキから引用したものは、全体(500頁)の中の1頁分にも満たないものです」と反論したことでも話題を呼んだ。 そんななか、5月28日発売の「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)では、「百田尚樹現象」特集で見城氏がインタビューに答えている。そして、物議を醸す『日本国紀』について、「百田尚樹という作家が、日本という国の歴史をこう捉えたということ。これがはるかに