人・魚・食・環境の全てに関わる「釣り」と「料理」と「水産業」の私的記録。 これすなわち、 サカナを見て、聞いて、知って、そして獲って、食って、考えた顛末記。 なかなか更新できず,お恥ずかしい次第です。さて・・・。 ワタクシは,けして塩煮だけにこだわっているわけでもなく塩煮マニアでもないのです。が,片手落ちで終わらせるわけにもいかない。ということで「もうひとつの塩煮」についてお話しておきます。 07508「塩煮の世界」で,調理法としての塩煮には大別して2種類あると書いた。ひとつは沖縄の「マース煮」であって,これは直訳すればまさに「塩」煮であり,海水を調味料として用いた料理。 既に,この原型改良型および派生型については紹介した。 もうひとつは,長崎県を主体に九州圏で主に継承されている郷土料理の「塩煮」であり,これはきつい塩をあてた魚を煮出し,その塩分で野菜類入れた汁物に仕立てる料理で,これは氷