19:32私自身の窮状を省みて、ここで一つの問題提起をしたいと思います。すなわち、社会で本当に弱い者は、障害者ではなく、健常者と障害者の狭間にある第三のカテゴリーである、ということです。 「性同一性障害」を抱えた人は、社会的な偏見に晒され、就職が非常に難しくなっています。フリーターや水商売に追い込まれた人たちはたくさんいます(ちなみに入管法上、外国人はフリーターにも水商売の従業員にもなれません。入管法違反で国外退去の対象となります)。社会的な偏見に晒されるのは、他の精神障害者ないし身体障害者にも言えることですが、彼らは「障害者」と認識され、障害者手帳を持って障害者枠で就職活動をすることができるのです。 ところが、「性同一性障害」はアメリカ精神医学会にも正式に「精神障害」として認められたにも関わらず、「性同一性障害」を抱えた人は障害手帳がもらえず、障害者枠で就職活動をすることができません。明