コロナ禍により、多くの働く仲間とその家族が大きな影響を受け、より弱い立場にある仲間ほど困難な状況に置かれています。また、貧困と格差、加速する人口減少・超少子高齢化、脆弱な社会的セーフティネットなど、社会経済の持続可能性にかかわる課題が山積しています。さらに「カーボンニュートラル」や「デジタルトランスフォーメーション」など、大きな社会変革の波が押し寄せてきています。 そのためには、格差是正に向けた分配構造の転換とともに、とりまく諸課題を克服し、SDGsの推進、社会経済の包摂的な発展と平和を実現しなければなりません。連合運動もその一翼を担うべく、国際労働運動との連携をはじめ、多様な主体との協働を進めることが重要です。あらゆる活動の基盤は組織の拡大・強化です。集団的労使関係の価値を社会に広げる営みと同時に、コロナ禍も踏まえた新たな運動スタイルを確立し、これまで労働組合・連合運動が接点を持ち得なか