この項目では、仏具について説明しています。日本銀行の現金輸送用鉄道車両「マニしゃ」については「国鉄マニ30形客車」をご覧ください。 マニ車(ネパールでのもの) マニ車(マニぐるま、摩尼車)とは、仏の「身口意」の象徴[1]のうち、「口の象徴」を回転する筒に収納した仏具。輪蔵、転経器(てんきょうき)とも訳す。 チベット仏教圏(チベット・モンゴル他)ではマニコロ(チベット文字:མ་ཎི་འཁོར་ལོ་; ワイリー方式:ma Ni 'khor lo)と呼ばれ、1筒につき経典1帙を収めた中型のものを数十筒寺院の周囲に配置した中型のものや、真言を印刷した巻物を重りをつけた筒に納めた、片手で回転させる個人用の小型のものが広く普及している。「マニ」は如意宝珠(サンスクリット: cintāmaṇi)の略で、単独では「宝珠」の意味。「コロ」はチャクラの意味。ボン教でも同様のものが用いられるが、ボン教では「マ