中国・西安市の大慈恩寺大雁塔。サムスン電子は中国の西安工場で3次元NANDフラッシュメモリを量産している(資料写真) ビッグデータの時代が到来した。現在、世界で生み出されているデータ量は約8ZB(ゼータバイト)を超えた。1ZBは10の21乗である。新聞5枚分のデータ量が1MB(10の6乗)に相当し、1ZBは75億年分の新聞のデータ量になるという。もはや私には、8ZBがどれほど凄まじいデータ量なのか、想像ができない。 野村証券によれば、8ZBの15%(1.2ZB)がストレージされており、その内訳は、ハードディスクドライブ(HDD)が90%、NANDフラッシュメモリ(以下「NAND」)が10%であるという。つまり、NANDがストレージしているデータ量は、0.12ZBということになる。 現在、NANDを生産しているのは、サムスン電子(35.1%)、東芝(21.6%)/サンデイスク(15.1%)、