コレクションテーマは「秘密の庭からのスケッチ(Sketches from a Hidden Garden)」。会場となったミラノ大学の直線的なデザインの建築を額縁に、タンジェリン(濃いオレンジ)色に彩られた芝生のコートヤードをキャンバスに見立て、モデルのウォーキングがスケッチといったところだ。気になったのは、ショー前半に登場したナチュラルトーンに、マローネ改めヴィキューナ・カラーの組み合わせ「ビアンコ・エ・ヴィキューナ」。ゼニアらしい美しい色の組み合わせは、テーラリングよりもブルゾンやプルオーバーで作ったルックのほうがエレガントに見えて好みだった。 アスレジャーのスタイリングで重要なのは足元だと思う。スタンスミスやコモン プロジェクツなどのシンプルな白スニーカーを合わせるのは定番的でいいが、ゼニアのランウェイに登場したスニーカーのように、さり気なく主張があるデザインのほうがいまの気分だ。ゼ