概要[編集] 一般的に、指揮者はテンポとバランスの調整をする仕事だと考えられているが、実際にこの役割を果たすのはコンサートマスターであり、指揮者ではない。その証拠として、演奏中に指揮者が指揮棒を手の甲に突き刺して途中で舞台から降りたにも関わらず、そのままコンサートマスターの合図のもとで無事演奏を終えた例があげられる。 では、何故舞台上に指揮棒を持って踊るおっさんが必要なのだろうか。もしオーケストラが事業仕分けの対象となれば、最優先で消滅させられるべき存在ではないか。何故オーケストラは指揮者を必要としているのだろうか。 その答えは簡単である。オーケストラを一つにまとめてもらうためだ。こういうと「それはテンポとバランスを調整するコンサートマスターの仕事ではないか」と批判される方もいるだろう。それはごもっともだ。たしかに音楽面でオーケストラをまとめているのはコンサートマスターだ。指揮者はそれとは