2013年に「Ubuntu Touch」で(iOS、Androidに続く)第3のモバイルOSに名乗りを上げたCanonical。今年のMWCの直前に方針変換を明らかにし、事実上スマートフォンから撤退した格好となる。撤退発表から2ヵ月が経過したところで関与してきた開発者が、プロジェクトを振り返り失敗を分析している。 Android対抗としてのスタート地点 Ubuntuはおそらく、社運をかけてスマートフォン、タブレット向けのUbuntu開発を進めてきたはずだ。デスクトップとサーバーにおける人気を利用した同社の“コンバージェンス”戦略は方向性として当を得ていたし、斬新なUIもAndroidの二番煎じ的ではなかった。 2015年、満を持してBQからUbuntuスマートフォン「Aquaris E4.5 Ubuntu Edition」が登場、その後に中国MeizuがUbuntuスマートフォンを投入した