最強寒波が列島を襲った1月下旬。仙台市青葉区の東北高2年の4人は下校中、近くの小松島公園の沼で両足が膝まではまって抜け出せなくなった小3の男児を見つけた。 気温は氷点下5・6度。低体温症など命に関わる危険が迫っていた。真っ先に動いたのは高田結羽さん(17)。気付けば水面の氷を割りながらずんずん前に…
新日本プロレスのグレート―O―カーンが女児を暴漢から救う手柄を立て、警察から感謝状を贈呈されることが1日までに明らかになった。駅構内で酒に酔った男性から迷惑行為を受けていた女児から助けを求められ、被疑者を取り押さえて事件解決に協力。その風貌とリング上での言動からは想像もできない心優しく勇敢な行動を、本人は「余の正義を貫いたまで」と振り返った。 神奈川県中原警察署や関係者の話を総合すると、事件が起きたのは3月29日の午後8時50分ごろ。川崎市内のJR武蔵小杉駅構内で、オーカーンがトイレの前を通りかかった際、女児が泥酔した男性に両肩をつかまれ連れ去られそうになっていたという。 「やめてください」と抵抗していた女児と目が合ったオーカーンは「助けてください!」と要請されたことで事態を察知。迷惑行為を働いた男性を片手で取り押さえ、女児の母親がトイレに入っていた合間に起きた危機的状況を救うことに成功し
世界ランキングは772位。テニスのウィンブルドン選手権で、主にレッスンプロをしてきた無名の英国選手が起こした奇跡が、地元メディアの注目を集めている。マーカス・ウィリス。今季これまでシングルスで稼いだ賞金はわずか292ドル(約3万円)の25歳が、一念発起した大舞台で花開いた。 ウィリスは予備予選から6試合を勝ち上がって本戦に出場すると、27日の1回戦では同54位のリカルダス・ベランキス(リトアニア)にストレート勝ち。17番コートは立ち見客ができる大盛況だった。勝利後に用意されたのは一番大きな記者会見場で、「自分でも何が起きたかわからない」と目を丸くした。 ロンドンのテニスクラブで老若男女に教えるコーチが本業だ。度重なるけがもあり、今夏にはプロ選手の道をあきらめ、米国でコーチ業をする計画もあった。だが、新しく出来た恋人に説得され、思いとどまった。家族や友人が見守る中で勝利を決め、真っ先に「恩人
「テレビカー」の愛称で親しまれていた京阪電鉄の旧3000系特急車が、3月10日(日)で通常運転を終了しました。最終日にテレビカーが放送した番組は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本対オランダ戦。乗客がテレビにくぎ付けになっている様子に、Twitterには「古き良き時代の街頭テレビだなw」との感想が投稿されています。 ▽ http://www.keihan.co.jp/traffic/railfan/3000/ ▽ 京阪電車の旧3000系特急テレビカーが最後の最後までテレビの感動を乗客に届けた模様 : 市況かぶ全力2階建 旧3000系特急車は、特急料金が要らない特急車として、1971年に運転を開始しました。当初から車両に冷房装置やカラーテレビを導入し、1995年には編成中の1両をダブルデッカー(2階建て車両)に改造。京阪電鉄を代表する車両として、長きにわたって愛されてきました
感謝状を手に握手を交わす星山寿幸さん(左)と中井竜基さん=広島市中区基町の広島県警本部で2012年9月7日、石川裕士撮影 広島県警は7日、小6女児監禁事件で成城大2年の小玉智裕容疑者(20)の逮捕に貢献したタクシー運転手、星山寿幸さん(63)=広島市安佐南区=と、社会人野球・日本生命(大阪市)内野手の中井竜基さん(24)=大阪府吹田市=に、井口斉本部長名の感謝状を贈った。絶妙な連携プレーで女児を救出した2人は「無事だったのが何より」と語った。 【容疑者供述】「女児1人になるの待った」 逮捕劇は4日午後9時ごろ。「入っとれ」。買い物から宿泊先のホテルに戻った中井さんは、タクシーの運転席から飛び出した星山さんが小玉容疑者を車内に押し戻しているところに出くわした。「強盗ですか」と聞くと星山さんが「トランクに人を積んでいる」と答えたため、慌てて携帯電話で110番。渡されたキーでトランクを開けた
マンチェスター・Uへの移籍が噂されているインテルのオランダ代表MFウェスレイ・スナイデルは、改めてミラノのクラブへ残留したいと話した。『Vanity Fair』で語っている。 スナイデルは、「もしクラブが僕を売ると言うなら、それに従うしかない。でも、そうなったらとても残念だ」とコメント。クラブの決定次第だが、自身は残留を希望していると語った。 また、残留を希望する大きな理由のひとつは、サビエル・サネッティや長友佑都ら、チームメートたちの存在だという。 「僕は残留したい。ここには素晴らしいチームメートがいる。サネッティは素晴らしい人格の持ち主で、チームのモラルが低かったときでさえ、僕たちを団結させたんだ。そしてユウトもね。妻はユウトの良さを分かってくれていないみたいだけど(笑)」 スナイデルは、長友を自宅に招き、サッカー観戦をしている様子を自身のツイッターで報告するなど、仲が良いこと
レディー・ガガさん 来日会見 6月23日 13時50分 東日本大震災の被災地を支援する音楽イベントに参加するために来日した世界的な人気歌手のレディー・ガガさんが、23日、東京で記者会見し、「世界中の人たちに日本は安全だと知らせたい」と話しました。 記者会見は23日午前に東京・港区で開かれ、集まったおよそ100人の報道陣を前に、レディー・ガガさんは黒で統一した衣装で現れました。レディー・ガガさんは、2008年にアメリカでデビューして以来、これまでに発表したアルバムの売り上げが合わせて2600万枚を超える世界的な人気歌手で、奇抜なファッションや社会的な言動でも注目を集めています。ガガさんは、東日本大震災の発生直後に、「日本の為に祈りを」と書いたリストバンドを作り、その売り上げなどおよそ2億4000万円を被災地に寄付するなどの支援活動を続けています。会見でガガさんは「地震のニュースを見たときには
人口より猫が多い「猫の島」として知られる宮城県石巻市の田代島。東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたが、島民に大事にされてきた野良猫たちは地震や津波に負けず、たくましく生き延びていた。 田代島は、作家・井上ひさしさんが「ひょっこりひょうたん島」のモデルにしたともされる島の一つ。かつては養蚕が盛んで、猫はネズミよけとして飼われていた。やがて猫が自然繁殖を始めた後も「大漁を招く」として島民に大事にされ続け、島の中心部には「猫神社」も建つ。島民によると、震災前と変わらず約80匹の猫が生き延びたとみられる。 海岸近くの自宅で野良猫に餌やりをしている畠山和子さん(72)は「地震の時は、私たちよりも逃げるのが早かったくらい」と当時を振り返る。津波が引いてしばらくすると、山の方から猫が下りてくるのが見えた。「きっと猫神社の方へ逃げていたんでしょう」 心配なのは餌不足。島の仁戸田漁港で漁師の「おこぼれ」に
Tweet 勇敢な元ラガーマンの決死の行動が多くの命を救った―。社会人ラグビー・釜石シーウェイブスの元選手で、釜石市の新日鉄釜石製鉄所に勤める森闘志也さん(34)は、製鉄所前の水没した国道283号で、車内に取り残された人ら10人近くを次々と救助。自らも1度は津波にのまれながら、強靱(きょうじん)な肉体と精神力で、獅子奮迅の活躍を見せた。 3月11日。大きな揺れの時、森さんは製鉄所構内にいた。近くの甲子川の水が猛烈な勢いで引いていく。海から約1キロ離れていたが「津波が来る」と確信した。 国道283号は避難を急ぐ車で長蛇の列。「降りて逃げろっ」。何度も叫んだ。間もなく第1波。水圧でドアを開けられず、もがく人々。森さんは素手で窓ガラスを割り、まず5人を助け出した。 その直後、背後から174センチの背丈を越える第2波にのみ込まれた。自分がどちらの方向に流されているかも分からない。フェンスにぶつかり
空港でのトラブルでフライトが中止になり、乗客たちが怒りをあらわにする中、居合わせた80年代を代表するアメリカの歌手、シンディ・ローパーが懐かしの名曲を歌い始め、乗客の怒りを静める……という映画のワンシーンのような出来事が起きました。 マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが作詞・作曲を手がけ、実に45人ものアーティストが参加した「We are the world」での非常にソウルフルなシャウトが印象に残っている人も多いかと思われるシンディ・ローパーですが、突然目の前で生歌を披露されることになった乗客たちは笑顔を浮かべています。 実際に歌っている様子のムービーなど、詳細は以下から。 Cyndi Lauper sings for stranded airport passengers ? The Marquee Blog - CNN.com Blogs Cyndi Lauper Perfo
兵庫県赤穂市の警察署に届いたランドセル=10日、同市加里屋中洲1丁目の赤穂署、茂山憲史撮影 全国各地で昨年暮れから、児童施設などの子どもたちにランドセルなどのプレゼントが届けられている。贈り主の多くが、漫画やアニメで知られる「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗るが、地域も贈る方法もばらばらで、多くの善意の人がいるようだ。ただ、なかには拾得物として扱われ、子どもにすぐには届かないかもしれない例もある。 「伊達直人」は神出鬼没だ。兵庫県赤穂市の赤穂署には10日朝、番号非通知で電話が掛かってきた。声の主は男性で伊達直人と名乗った。 「署の玄関先にランドセルを置いた。養護施設などに持っていきたかったが場所が分からなかったので、警察の方で渡してほしい」 署員が探すと、署の駐車場の奥にランドセル入りの四つの箱が並んでいた。「お年玉 伊達直人」と書いたのし付きで、手紙が添えられていた
神奈川県小田原合同庁舎前に置かれていたランドセルは、赤い包装紙で包んだ箱に入り、ピラミッド状に置かれていた=小田原児童相談所提供 神奈川県小田原児童相談所は5日、同相談所が入る県合同庁舎(小田原市)の玄関前に元日夜、箱に入ったランドセル6個が置かれていたと発表した。箱の一つに「お年玉です 伊達直人」と、プロレス漫画「タイガーマスク」の主人公の名前が記された紙が貼られていた。先月25日にも、前橋市の群馬県中央児童相談所前にランドセル10個が置かれ、伊達直人の名前で「子供たちのために使って下さい」とのメッセージが残されていた。 小田原では、赤い包装紙に包まれた箱の中に、黒と赤の新品3個ずつが入り、「群馬のランドセルの件、非常に感銘を受けました」「タイガーマスク運動が続くとよいですね」などとつづられた手紙が添えられていた。 漫画では、孤児だった主人公が、同様の境遇の子供が暮らす施設にファイトマネ
[ニューヨーク 3日 ロイター] 米ニューヨークで2日、26歳の男性がアパートの9階から飛び降りたが、昨年末の猛吹雪の影響で未収集のゴミの山に落ち、一命を取り留めた。 当局の発表によると、男性は病院に搬送され重体だが、容体は安定しているという。 男性のおばは、「ゴミが収集されていないことに誰もが文句を言っていたけれど、自分は感謝している」と話した。おばによると、男性は重度のうつ病で先週病院から退院したばかりだったが、アパートの立ち退きを要求されるのではないかと心配していたという。 警察は、ゴミ袋が衝撃を和らげたとしており、遺書は無かったとしている。
「野球ができるだけで幸せ」−。韓国のSKワイバーンズに今季入団し、公式戦で「助っ人外国人」投手として日本人最多の8勝(4敗)を挙げた門倉健。公式戦は惜しくも2位に終わったが、王者を決める韓国シリーズ進出の座を懸けたプレーオフの火ぶたが落とされ、「こんなビッグゲームは久しぶり」と高ぶる気持ちを抑えている。 中日に入団後、近鉄、横浜、巨人と渡り歩き、今年1月に米大リーグのカブスとマイナー契約。しかし、開幕直前に解雇を通告され、「野球ができなくなるかもしれない」という絶望感に打ちひしがれた。 その後、誘いのあったSKに飛び込み、先発ローテーションの一角として28試合に登板。韓国代表のエース、金広鉉らがけがで戦列を離れ、「勝利への重圧」が重くのし掛かる中、終盤はチームの19連勝に貢献した。 勝ち星については「少ないかな。ただ、四つ貯金ができて良かった」と冷静に振り返る36歳。韓国では「代表選
9人の「田中宏和」さん。先頭が発起人の田中宏和さん。区別がつかないので職業や職場のある街を呼び名にしている=石田写す 戯れに自分の名をコンピューターで検索したことがある人も多いだろう。自分の知らないところで、全然違う暮らしを送る同じ名前の人――。そんな人にホントに会ってみよう、と集う人たちがいる。 9月、東京・丸の内の中華料理店。9人の男性が、丸テーブルを囲んだ。 「はじめまして、田中宏和です」。電機メーカーに勤めるさいたま市在住の田中宏和さん(40)が自己紹介すると笑いと拍手が起きた。 「ようこそ! 田中宏和の集いへ」「ついに野球チームがつくれる人数になったね」 9人は「同姓同名」という共通点で結びついた。漢字も同じ。だがそれ以外は年齢も職種も住んでいる町も違う。 発起人は都内の広告会社に勤める田中宏和さん(40)。「田中宏和.com」というサイトを主宰する。 ずっと、「田
鳩山政権がスタートして26日で丸10日。各府省とも新閣僚は前閣僚からの引き継ぎを終え、副大臣、政務官による「政務三役会議」を開催した。民主党政権で始まった閣僚が自ら副大臣ら部下を指名して「チームを組んで課題にあたる」(民主党幹部)試みは、まだ端緒についたばかりだ。政権交代と組閣に伴うエピソードを拾った。「意外にいいひとだった」 「私は年金しか分からないんです。いろいろ教えていただけませんか」 17日午前に行われた新旧閣僚の事務引き継ぎの前、長妻昭厚生労働相は前任の舛添要一前厚労相にこう打ち明け、頭を下げた。 さらに長妻氏は念を押したという。「できれば2人きりで。最低でも、40分以上は時間をとっていただけないですか」 厚労省は、新型インフルエンザ対策をはじめとする医療や社会保障問題、雇用など労働行政など多岐にわたる問題を管轄する巨大官庁だ。「ミスター年金」といわれ、年金問題では厳しく舛添氏を
徳島市名東町一の田んぼで二十五日、泥に足を取られて動けなくなっていた雄の老犬を徳島西署員が助け出し、無事に飼い主の元に戻された。救出劇を見守っていた近所の人からは、温かい拍手がわき起こった。 午前六時前ごろ、新聞配達中の近くの坂本幸子さん(49)が、うめくような声で鳴きながら田んぼの真ん中で身動きがとれなくなっている体長約八十センチの白い雑種を発見。徳島西署に通報した。 蔵本町交番の川野寛之警部補(48)が駆け付け、はだしで田んぼに入り、十五センチほど埋まっていた犬の両足をゆっくりと抜いて助け出した。 老犬は、同市名東町二の農業高橋博さん(82)の飼い犬・レオと判明。高橋さんは「飼い始めて十七年目になる年寄りだが、大切な家族の一員。助けていただき本当に感謝している」と涙を浮かべていた。
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