宇宙の成り立ちを解明する手がかりとなる「ヒッグス粒子」の存在を50年前に予言した、イギリスの物理学者のヒッグス博士が、6日、記者会見し、「ノーベル賞を受賞した物理学者の南部陽一郎氏の理論が、重要なきっかけとなった」と述べ、南部さんの功績をたたえました。 イギリスの物理学者、ピーター・ヒッグス博士は、CERN=ヨーロッパ合同原子核研究機関が、「ヒッグス粒子」とみられる新たな粒子を発見したと発表したことで、世界から再び注目を浴びるなか、6日、地元エディンバラ大学で記者会見を行いました。 ヒッグス博士は、まず今回の発見について「長い間、私が期待していたものだ。私が生きている間に発見されるとは思ってもいなかった」と、喜びの気持ちを表しました。 そのうえでヒッグス博士は、「この新たな粒子の存在を予言する重要なきっかけとなったのが、物理学者の南部氏の理論だ」と述べ、「宇宙が誕生したビッグバンの直後、急