遺体が発見された現場を調べる捜査員ら=29日午後0時18分、埼玉県久喜市、本社ヘリから、金子淳撮影 昨年末から行方不明になっているスイス在住の金融業の日本人男性と妻とみられる遺体を、警視庁が埼玉県久喜市内で発見していたことが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は29日、指紋などから男性の遺体を霜見誠さん(51)と確認。女性についても妻の美重さん(48)とみて身元を確認している。遺体の首には絞められた跡があり、警視庁は殺人・死体遺棄事件と断定し、29日午後、築地署に捜査本部を設置する。 捜査関係者によると、遺体は関係者からの情報に基づく28日の捜索で見つかった。深さ約2メートルの穴の中に埋められていて、近くでは、夫妻の関係者が所有する車が放置されているのも見つかった。 捜査関係者によると、夫妻は一時帰国中だった昨年12月7日、「週末は知人の招待で、男性歌手が参加する栃木県日光市のホテ