2013年3月、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れ開始により、東横線渋谷駅が地下化され、それに伴い、代官山駅と渋谷駅の間も、これまでの地上線が廃止となり地下化された。都心の一等地に、一夜にして廃線跡が出現してから4年あまりが経つ。廃線跡がその後、どのように活用されているのかを確かめながら、代官山駅から渋谷駅まで歩いてみよう。 商業施設に生まれ変わった廃線跡 代官山駅は、渋谷駅から東横線で横浜方面に一駅。駅周辺はブティックやカフェなどが多く、ファッショナブルで洗練された街という印象だ。しかし、各駅停車しか停まらないこともあり、代官山駅を利用したことがないという人は、意外に多いかもしれない。 代官山駅には2つの改札があり、廃線跡をたどるには、どちらかというとあまり目立たない北改札を出る。すると、駅から真っすぐに続く歩道橋が現れ、この歩道橋からは、下に見える代官山駅のホームの先で、東横