筆記具メーカーのゼブラ(東京)は20日、ペン型端末で仮想空間に絵や文字を書ける技術を開発したと発表。生成人工知能(AI)を活用し、描いたイラストを立体にしたり、動画にしたりできる。教育や娯楽分野での展開を想定。事業化に向け協業企業を募っている。 ゼブラは、この技術を外部システム会社と開発した。仮想空間に書く際は米メタなどのゴーグル型端末を着用。ペン型端末はセンサーが搭載され、書いている時の角度などのデータを取得し、筆記を可視化する。紙に書くペンとしても使える。 ゼブラの担当者は「デジタル技術が普及する中、書く場所は紙だけではなく、空間にも広がるのではないか」と話した。
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