増田神社(ますだじんじゃ)は、佐賀県唐津市肥前町高串地区にある神社。旧社格は無格社。警察官を祭神とする日本で唯一の神社[1]として知られる。御神体は、増田敬太郎巡査の木像。コレラ防疫活動に従事し、1895年(明治28年)7月24日に25歳の若さで病死した増田の遺骨を住民が祀った[1]。 巡査大明神(増田敬太郎巡査) 1869年(明治2年)8月10日、熊本県合志郡泗水村大字吉富字田中(現・菊池市泗水町)の豪農の長男として生まれる[2]。幼少の頃より体格は立派であり、性格温厚と誰からも好かれる人物であった[3]。1874年(明治7年)4月に泗水村尋常小学校及び永島益男塾に入り普通学と漢学を、1882年(明治15年)に泗水村の後藤官平塾で数学や測量学を学んでおり[4]、特に数学に秀でていた[3]。1888年(明治21年)に東京へ遊学して法律学、鉱山学、英語、速記術を学んだ[4]。1890年(明治