米Microsoftは米国時間2009年5月28日,Windows標準のマルチメディア機構「DirectX」に存在するセキュリティ・ホールの情報を公開した。細工されたQuickTimeファイルをWindows 2000 Service Pack 4,Windows XP,Windows Server 2003で開くと,遠隔コード実行をされる恐れがある。現時点で修正パッチは未提供。Windows VistaとWindows Server 2008は影響を受けない。 セキュリティ・ホールが存在するDirectXのバージョンは「7.0」「8.1」「9.0/9.0a/9.0b/9.0c」。ユーザーが悪質なWebサイトに誘導されて特殊なQuickTimeファイルを開くと,そのユーザーと同じ権限で勝手にコードが実行される恐れがある。限定的ではあるが,すでにこのセキュリティ・ホールを悪用した攻撃が行われ
Appleは9日 (米国時間)、マルチメディアAPIの最新版「QuickTime 7.5」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.3.9 / 10.4.9 / 10.5以降、およびWindows XP SP2 / Vista。各プラットフォームに対応したバイナリパッケージは、同社Webサイトおよびソフトウェアアップデート経由で配布される。 今回のリリースは、QuickTime 7.4以降に存在が確認されたセキュリティホールの修正が目的。悪意のもと作成されたPICTイメージを開くと任意のコードが実行される問題 (CVE-2008-1581、CVE-2008-1583) など、Windows版が5件、Mac OS X版が4件の脆弱性が解消された。AppleはすべてのQuickTime 7ユーザに対し、QuickTime 7.5へのアップデートを呼び掛けている。
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