日本に到着し、喜びの表情で家族と対面した隅田昌良さん=29日午前9時22分(撮影・中井誠)(写真:産経新聞) インド西部の拠点都市ムンバイで起きた同時テロは29日午前、治安部隊が犯行グループの立てこもるタージマハールホテルに突入し、少なくともイスラム過激派3人を射殺した。これを受けて、ムンバイの治安当局の責任者はフランス通信(AFP)に対して、「ホテルの鎮圧作戦は終結した」と言明した。丸2日以上にわたり、160人以上が犠牲になった同時テロは同日、完全に制圧されたもようだ。 【写真】「ロビー血だらけ」「銃声で眠れず」帰国の邦人が証言 BBCテレビによると、治安部隊は29日早朝、約200人の態勢で、犯行グループの立てこもるタージマハールホテルへの突入作戦を敢行した。イスラム過激派が潜んでいるとみられるボールルーム付近で、大きな爆発音が聞こえ、その窓から黒煙が吹き出た後、真っ赤な炎が上がった