中川財務・金融相「為替相場に過度の変動。重大な関心」2008年10月27日9時48分印刷ソーシャルブックマーク 株価などについて、記者の質問に答える中川財務・金融相=27日午前9時18分、東京・霞が関、小林裕幸撮影 中川財務・金融相は27日朝の会見で、為替相場について「過度の変動が見られるという認識を持っている」と述べ、急速な円高の動きに懸念を示した。そのうえで、「無秩序な動きが、経済や金融の安定に悪影響を与えるという認識を持っており、為替相場について、重大な関心を持って引き続き注目していきたい」と市場を牽制(けんせい)した。 現時点では「口先介入」の色合いが濃いが、今後、政府が円売りドル買い為替介入に踏み切るのではないか、との観測も出ている。 中川氏は27日の株式市場で日経平均株価がバブル後最安値を割り込んでいることについては「急速に株価が下がっていることは、日本経済に決していい影響を与
欧州主要国の危機対策、200兆円超える2008年10月14日10時24分印刷ソーシャルブックマーク 【ロンドン=尾形聡彦、稲田清英、パリ=飯竹恒一】欧州主要各国が13日までに打ち出した金融危機対策は、銀行への資本注入と、銀行への政府保証の2本立てで、総額212兆円に達する。前日の12日にパリで開かれたユーロ圏(15カ国)首脳会議が合意した「共同行動計画」に沿っており、各国が矢継ぎ早に具体策を打ち出した。 英国政府は13日、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、HBOS、ロイズTSBの英3大手金融機関に総額370億ポンド(約6兆6千億円)の公的資本注入を行うと発表した。英政府は、RBSの株式の約6割、ロイズTSBとHBOSが経営統合して発足する合併会社の約4割の株式を保有する見通しで、両行は実質的に国有化される。 一方、英バークレイズは同日、65億ポンド(約1兆2千億円)を市場か
【ワシントン=渡辺浩生】米下院は29日、本会議を開いて、最大7000億ドル(75兆円)の公的資金を投入して金融機関から不良資産を買い取る金融安定化法案を反対多数で否決した。賛成205、反対228。共和党メンバーの多数と民主党の一部が造反して反対に回ったためだ。米国発の金融危機の拡大阻止を目的に政府・議会の協議で合意にこぎ着けた同法案が否決され、米国だけでなく世界中の市場に大きな衝撃を与えた。ダウ工業株30種平均はこの日、777ドル安の過去最大の下げ幅を記録した。 再採決など今後の見通しは現時点では不明。ブッシュ大統領は否決後、「失望している」と声明を発表、ポールソン財務長官、バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長らを招集して対応を協議した。ポールソン長官は協議終了後、「(法案成立を)失敗させるにはあまりに重大すぎる」と語り、議会と交渉を続け、計画を再策定する考えを示した。 法案化に向け
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く