茨城県小美玉市で2003年4月に女性が乱暴される事件があり、現場の遺留品から採取されたDNAの型が、別の強制わいせつ事件で今月に逮捕された男のものと一致することが、同県警への取材でわかった。捜査関係者によると、03年の事件は時効が4月1日に迫っており、水戸地検は30日、この事件について強姦(ごうかん)罪で男を起訴した。 県警は今月10日、08年11月に同市内で起きた事件について、小美玉市の建設解体業富田和広容疑者(43)を強制わいせつ未遂容疑で逮捕した。捜査関係者によると、二つの事件は類似性があり、場所も比較的近いことなどから、03年の事件の遺留品のDNA型を調べたところ、富田容疑者の型と一致したという。 県警の調べに対し、同容疑者は03年の事件への関与を認めているという。