2024年12月に北九州市のファストフード店で中学生2人が殺傷された事件で、SNS上で複数の「デマ」が確認されました。福岡県警の9日の会見では、捜査担当者がそれらを否定する一幕もありました。意図的に拡散される場合もある、ウソの情報にどう対応していけばいいのでしょうか。 ■福岡県警・橋本捜査1課長 「(SNSのデマについて)いろいろ見聞きしていますが、今の捜査の段階で、被害者には私はみじんも落ち度はないと考えていますので、その点は誤解のないように。」 事件後、容疑者が逮捕されるまでの間、SNS上には「犯人は外国人」「被害者の父親は福岡県内の警察署長」など、さまざまなウソの情報や被害者を中傷する内容が書き込まれ、拡散しました。なぜこうした情報は広がるのでしょうか。 ソーシャルメディアに詳しい専門家に聞きました。 ■法政大学社会学部・藤代裕之教授 「(犯人が)どこに逃げているか分からないし、どう