2025年大阪・関西万博の会場。開幕を3カ月後に控え、外観が確認できるパビリオンも増えてきた=大阪市此花区の夢洲で2025年1月3日午前10時50分、本社ヘリから 大阪市の夢洲(ゆめしま)で開かれる2025年大阪・関西万博(4月13日~10月13日)は13日で開幕まで3カ月となる。参加国が自前で建設するタイプのパビリオンは急ピッチで工事が進むが、少なくとも建物が「完成」したのは47カ国中3カ国で、10カ国近くで内装などの仕上げが間に合わない事態も想定される。 万博には158カ国・地域と9国際機関が参加を予定し、約2820万人の来場者を見込む。参加国が自前で建設する「タイプA」のパビリオンは「万博の華」とされ、当初約60カ国が出展を希望していた。しかし、資材価格や人件費の高騰で建設業者との契約が難航。簡易型への移行や撤退が相次ぎ、最終的に47カ国で固まった。 最初の着工は24年1月のシンガポ