ドイツのheise onlineがIBMの副社長デビッド・トレック氏に行ったインタビューで、IBMがCellプロセッサの研究開発を終了したことが明らかになったようです。 ■IBM cancels Cell Processor development ■heise online - SC09: IBM lasst Cell-Prozessor auslaufen IBMはスパコン世界ランキング2位のRoadrunnerに採用している現行のCellプロセッサ「PowerXCell 8i」の後継となるPPEコアを2基とSPEコアを32基搭載した「PowerXCell 32iv」「PowerXCell 32ii」の開発計画をキャンセルしたそうです。 Cell Broadband Engineは、IBM、東芝、SCEが共同開発したプロセッサですが、開発の中心となったIBMが研究開発をやめるということ
2045年のチープ革命 Cnetで鈴木健さんが、こんな記事書いていた。 で、なんだけど、尻馬して過去の歴史とチープ革命の進展について、ちょっと書いてみようかと思う。まずなんだけど、IT業界は、変化が烈しいけど、上記の記事のように、ある程度、経験的に変化の予測がつく分野がある。その中で最も有名なのが、 ムーアの法則 で、『半導体素子に集積されるトランジスタの数は、24ヶ月で倍増する』という経験則。 2020年頃には、限界が来るらしいけど、それまでは、この経験則のまま行くらしい。 で、IT業界の歴史においては、企業ごとの盛衰の原因は、人的要因と技術的要因に単純化してわけられるわけだけど、IBMとメインフレームがPCの前に破れさった原因は、技術的な要因で述べるなら、ムーアの法則の前に破れたって話にして展開することもできる。 で、今まで、「web2.0といつか来た道」なんてエントリで、IBMの歴史
IBMの半導体部門の副社長、「CELLチップの歩留まりは良くて10〜20%」と発言 公開日時: 2006/07/15 21:25 著者: 中島聡 パソコン並の値段設定を発表して波紋を呼んだPS3だが、今度はその心臓であるCELLチップの歩留まりに関する具体的な数字がIBMの半導体部門の副社長、Tom Reevesによってリークされてしまったので業界で波紋を呼んでいる。 問題の記事は、Electronic Newsによるインタビュー記事「Turn Down the Heat」。次世代のチップにおける製造上の課題などをストレートに語るTom Reevesの誠実な態度も好ましいが、Cellチップの歩留まり(=製造したチップのうち、ちゃんと動作するものの割合)の具体的な数字まで引き出してしまったインタビュアーの技量はすごい。 なぜ、CELLチップのように面積が大きくいマルチコアなプロセッ
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