略語・用語解説(私の独断と偏見で気になったものを順次に。DRAMとかは、別にいいよね) ADコンバータ:アナログ→デジタル変換器 CREST:Core Research for Evolutional Science and Technology 戦略的創造研究推進事業 ECC:Error Checking and Cirrection 誤り訂正符号 ISSCC:International Solid-State Circuits Conference 国際固体素子回路会議 続きを読む
「AppleはSSD(Solid State Drive)やフラッシュ・メモリ用コントローラを手掛けるイスラエルのベンチャー企業Anobit Technologiesを4億~5億米ドルで買収する交渉を進めている」 先週はこのような報道が世界を駆け巡りました。AppleといえばiPhoneやiPad、MacBook Airなどのハードウエアを開発、販売していますが、ハードウエアの製造は手掛けていません。Appleは製造よりも、デザインや製品の企画力、iTunesによる音楽配信などのサービスが注目されています。そのAppleはなぜ、ファブレス半導体ベンチャー企業に300~400億円もの投資を考えているのでしょうか。 「ものづくりは、もう日本ではムリ」 「ハードウエアでは差異化できないし儲からない」 「ハードウエアはコストの安い韓国や中国でしかビジネスは成り立たない」 「Appleはサービスの会
メモリーの高速性とハードディスクの大容量を併せ持つ「SSD」が普及期を迎えている。容量単価が3分の1程度に下落するとともに、企業向けサーバー/ストレージへの搭載が加速し、主流となってきた。性能ボトルネックの解消を求めるユーザーにとって“当たり前の選択”になりつつある。 「30分かかっていたバッチ処理が30秒に短縮できた」「1年に3台はあった初期故障がなくなった」――。フラッシュメモリーに記録する「SSD」(ソリッド・ステート・ドライブ)が、企業向けストレージ装置の常識をくつがえす。「性能」と「信頼性」が足りないというストレージの課題を一気に解決できる。 「高速だけど高価」というレッテルも過去のものになりつつある。導入コストの低下により、価格性能比で高速ハードディスクを超える製品へと成長してきた(図1)。 ベンダーのSSDシフトが鮮明に 従来SSDは、株式注文など1処理当たりにかかる時間をと
日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は、企業向けSSDとして、「Ultrastar SSD400S」シリーズを発表した。容量は、400GB、200GB、100GBがあり、6GbpsのSASインタフェースで2.5型の製品と、4Gbpsのファイバーチャネルインタフェース(FCAL)で3.5型の製品で構成される。量産出荷開始は2011年上半期(1〜6月)を予定している。 「Ultrastar SSD400S」シリーズ 「Ultrastar SSD400S」シリーズは、日立GSTと米Intelの共同開発による製品。データセンターの性能、容量、耐久性や信頼性などをより高いレベルで実現したいユーザー向けとなっている。企業用途のNANDフラッシュメモリ、独自開発のファームウェアおよび省エネ管理技術を組み合わせ、信頼性、耐久性、性能を向上させている。 400GBのSSDは、35PB(ペタバ
実際に壊れるまでSSDに書き込み続けて、SSDの限界を調べてみよう。 仕様 SSD耐久テストのプログラムについて 第1回 MLCの書き込み回数はどれぐらいなのか テスト結果 第2回 空き容量はウェアレベリングに影響するのか テスト結果 第3回 Win7のTrimコマンドは寿命を延ばすのか 最新記事 第4回 東芝製SSDは壊れる前にリードオンリーになるのか テスト結果 第4回 東芝製SSDは壊れる前にリードオンリーになるのか 2010.4.7 東芝製SSDは物理的に壊れるのを防いでくれるらしい。書き込み続けることで徐々に予備領域が失われていくが、これがSSDの実容量に影響を与える前にリードオンリーにして(以降の書き込みを禁止して)、ファイルが破壊されるのを防ぐ仕組みだ。 右側2列が予備領域。これがあるからといって、SSDの実容量を超えて保存できるわけではなく、ウェアレベリン
「NANDフラッシュを利用した製品には寿命がある」という記述はあちこちで見かけますが、具体的に"寿命"とは何なのかという点についての詳しい説明は少ないのが現状です。…というより、今まで不勉強で僕がよく分かってなかったので、最近調べた内容について記しておきます。 SSDはどうなったら使えなくなる? SSDの寿命が尽きた状態とは、SSD内の予備領域が払底した状態を指します。 SSDをはじめとしたNANDフラッシュを利用するストレージには、必ず「予備領域」が設けられています。後述するように、SSDやUSBメモリなどのコントローラは、ビットエラーが多数発生したセクタを含むブロックを"不良ブロック"とみなし"無効化"します。このとき、OSから認識されるストレージの容量が減ってしまうと困ったことになります。そこで、コントローラは、予備領域からブロックを補填することで、額面の容量が減らないようにしていま
Googleはデータセンターでの消費電力を低減するため、ストレージをSSDに変更する計画を持っており、SSDをIntelに発注しているそうだ(DIGITIMESの記事、The Registerの記事)。Intelは第2四半期の終わりごろまでにフラッシュメモリチップを、Marvellはコントローラチップを供給する。 Google全体ではおそらく世界最大規模のストレージがあり、そこでの大量需要によって、SSDの量産化が加速すると思われる。一方で当初は供給が需要に追い付かない可能性が高く、記事では16Gビットと32GビットのNANDフラッシュチップが不足するのでは?という情報ソースの意見を伝えている。
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