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critiqueに関するhidex7777のブックマーク (117)

  • カテラン“バナナ”の商業的成功が照らし出すアートマーケットの欠陥

    真摯に問いかける「コメディアン」 このバナナについて語ることは、もう疲れた感覚がある。私たちはそれについて、なんらかのかたちで聞いており、伝統的な芸術メディアの生態系を超えて、ポップ・カルチャーのなかで陳腐化し、飽きるほど語られるような瞬間となっている。当然、私はイタリアのアーティスト、マウリツィオ・カテラン(1960〜)の作品《コメディアン》(2019)について話している。この作品は、今年の11月、サザビーズ・ニューヨークの秋の代表的なオークション「ザ・ナウ&コンテンポラリー・イブニング・オークション」で再び注目を浴び、話題になった。手数料込みで620万ドル(約9億6000万円)の価格で落札され、作品に対して意見や感情的な反応を抱かざるを得ない。 《コメディアン》は、2019年にアート・バーゼル・マイアミ・ビーチで初めて展示された。ギャラリー・ペロタンによって出品され、3点のエディション

    カテラン“バナナ”の商業的成功が照らし出すアートマーケットの欠陥
  • From Poetical Science to GANism: A Selective History of the Art in Artificial Intelligence - Electric Artefacts

  • 齋藤愼爾追悼(「コールサック」114号)注釈付き : 批評と俳句:井口時男の方丈の一室

    6月4 齋藤愼爾追悼(「コールサック」114号)注釈付き カテゴリ:自作再掲追悼 「コールサック」114号(2023年6月1日発行)掲載の齋藤愼爾追悼文を掲載します。 6月17日、ちょっと注釈を付けました。ほんとうに「無用の」注釈。 齋藤愼爾氏追悼—日録風に     井口時男  齋藤愼爾さんに最後にお会いしたのは昨年十一月二十二日*だった。誌「コールサック」一一一号の関悦史氏の簡潔にして要を得たインタビュー「齋藤愼爾――飛島のランボー」を踏まえて、さらに掘り下げた話を聞き出したいと、鈴木光影氏と二人で西葛西に伺ったのだがうまくいかなかった。 *22日は間違い。11月11日だった。 *私にはインタビュアーの資質はまるでないようだ。 ちなみに、司会者の資質もゼロだ。 早々にあきらめて飲みながらの雑談に切り替えた。やがて興に乗ってきたらしく、俳句界に一石を投じる雑誌を作りたい、いっしょにやろう

  • 本屋大賞ホント糞。早く終われ

    出版界隈の端っこにいる人間だけどさ。 もともと売れているが、さらに売れるだけの糞賞。書店員なんか一部を除いてベストセラーしか読んでないので、ベストセラーにさらにブーストがかかって他のとの格差がえらいことになるだけの糞賞。売れていないけど良作を書いている作家の、モチベーションと売上を低下させている糞賞。屋大賞のノミネーション10作品が長期間屋のいい場所を占拠し続けるので、選に漏れた良作が埋もれるだけの糞賞。書店員の多数決という糞システムを採用しているので、同じような作家ばかりがノミネートされる糞賞。屋大賞が影響力を持ちすぎたせいで、出版社も書店相手にゲラを読ませて帯コメントを取るなどの糞行為をはじめ、書評家・評論家の立場が低下し業界の批評機能を麻痺させている糞賞。 早く終われこんなもの。出版界の癌やろ。 参考: https://anond.hatelabo.jp/201404131

    本屋大賞ホント糞。早く終われ
  • レポート「 新たな「制度論」は語れるか」 | 美術評論家連盟 AICA JAPAN

    黒瀬陽平(美術家、美術批評家)*会員外 2020年3月以降、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を受けて、様々な文化活動がなんらかの「自粛」を「要請」されている。2019年のうちにテーマ(「文化/地殻/変動」)が決定していたシンポジウムもまた、コロナ禍の影響で、会場での対面型開催からオンライン無観客開催に変更を余儀なくされたという。とはいえ、コロナ禍によってすべてがリセットされたわけではない。情報産業の急速な発展を受けて「文化の地殻変動」がどのように進み、芸術がどのような変質を迫られているのか、といった当初から想定されていたテーマは、むしろ、コロナ禍によっていっそう切実なものになった。したがってシンポジウムは、コロナ以前/以後の断絶ではなく、その連続性を強く意識しつつ議論が進められた(その経緯やコンセンサスについては、冒頭の林道郎会長による挨拶と、モデレーターである四方幸子のイントロダ

  • 日本語の不自由さ - 翻訳論その他

    といふタイトルの小林秀雄のエッセイがある。萩原朔太郎の同名の文章について批判的に論じたものだが、なかにずいぶん気になる一節が見える。ちよつと引用してみたい。 原文の意味はとつくにわかつてゐるが、それがなかなか思ふ様に日語の文章にならないといふ場合がある。その場合、意味はとつくに解つてゐると思ふ時、僕等は既に決して原文通りに考へてゐない。迅速な翻訳の粗描を作つてゐるのだ。 (小林秀雄「日語の不自由さ」) どうだらうか。意表をついてはゐないだらうか。意味がわかつてゐるのに日語にならない。それはまさに自分が「原文通りに考へて」ゐるからだ。日語といふものにたやすく置き換へることのできない原文そのものを捉へてゐるからだ。ふつうはさう考へる。といふよりも、考へたくなる。そこを、彼、小林秀雄は、ぐつ、とこらへてゐる。禁欲的なのである。このくだりをつかまへて、小林秀雄の語学力の限界だとか、時代の制

    日本語の不自由さ - 翻訳論その他
  • ハミッド・ダバシ「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」|早尾貴紀

    ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈したハミッド・ダバシ(試訳=早尾貴紀) 2024年1月18日 もしイラン、シリア、レバノン、トルコが、ロシア中国に全面的に支援され、武装し、外交的に保護されながら、テルアビブを現在のガザと同じように、3カ月間昼夜を問わず爆撃し、何万人ものイスラエル人を殺害し、数え切れないほどの負傷者を出し、何百万人もの家を失い、この都市を人が住めない瓦礫の山と化す、そのような意志とその実現手段があったとしたら、と想像してみてほしい。それから、イランとその同盟国が、テルアビブの人口の多い地域、病院、シナゴーグ、学校、大学、図書館、あるいは実際に住民のいるどんな場所であれ、そこを意図的に標的にし、民間人の犠牲者を確実に最大化するということがあり、そしてイランと同盟国が、「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と彼の戦時内閣を探していただけだ」と世界に言ったとした

    ハミッド・ダバシ「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」|早尾貴紀
  • 第1回 序論 | 希望のディアスポラ――移民・難民をめぐる政治史 早尾貴紀 | web春秋 はるとあき

    私たちが生きているこの世界は、一方では強烈な国家主義と国民主義によって囲われている。アメリカ合衆国が自国第一主義をかかげる大統領をいだき、ヨーロッパ諸国、そして日でも、それに同調し自国第一主義をあからさまに主張する政治家たちや言論人たちや市民が目立って増えてきている。国家の正規メンバーとされる「国民」だけが権利を享受すべきであるというわけだ。 他方でこの世界には、移民や難民が溢れている。すなわち、よりよい労働条件を求めて動く移民と、戦争や災害によって故郷に暮らすことができなくなった難民とに関するニュースは絶えることがない。そして、移民と難民とに区分することのむずかしい移住者も多岐にわたる。植民地支配に由来するいわゆるオールドカマー、過疎を背景とした国際結婚ビジネス、研修や実習やさらに留学を名目とした事実上の労働移住、そして密航や不法入国や非正規滞在。 今後の連載のなかで具体的に見ていくこ

    第1回 序論 | 希望のディアスポラ――移民・難民をめぐる政治史 早尾貴紀 | web春秋 はるとあき
  • 俳句短歌『We』第16号より「短詩グラマトロジー」第十回:数装法 斎藤秀雄 - 続・知青の丘

    簡単に定義するなら「数の魔性を詩性に利用すること」となるだろうか。中村明は《数字に関連したことばを文章中にちりばめる修辞技法》(『日語の文体・レトリック辞典』、東京堂出版)と定義する。これが修辞となりうるのは、《その模様と表面上の意味とで濃淡二重のイメージを仕掛ける》ことになるからだ(同前、「類装法」の項目。数装法は類装法の一種とされる)。たしかに数には数としての意味(何個、何ヶ月目、等)と、視覚的模様がある。 映画『マトリックス』では、主人公ネオの住居の部屋番号は101。これは、のちに自分がThe One(救世主)であると知ることの暗示であり(NeoがそもそもOneのアナグラムである)、世界がプログラムされたMatrixという仮想現実であることの暗示であり(二進法)、またオーウェル『一九八四年』に登場する拷問・洗脳室「一〇一号室」からの引用である。 村上春樹『1973年のピンボール』に

    俳句短歌『We』第16号より「短詩グラマトロジー」第十回:数装法 斎藤秀雄 - 続・知青の丘
    hidex7777
    hidex7777 2023/12/08
    『We』16号より、拙稿「短詩グラマトロジー 第10回:数装法」を掲載していただきました。早いもので、連載の10回目でした。
  • サウダージ - Wikipedia

    「SAUDADE」はこの項目へ転送されています。高中正義の曲については「Saudade (高中正義の曲)」を、アルバムについては「SAUDADE (高中正義のアルバム)」を、「真冬の蜃気楼」の副題がついたサザンオールスターズの楽曲については「さくら (サザンオールスターズのアルバム)」をご覧ください。 サウダージ(ポルトガル語: saudade, サウダーデとも)とは、郷愁、憧憬、思慕、切なさ、などの意味合いを持つ、ポルトガル語 , ガリシア語の単語。ポルトガル語、およびそれと極めて近い関係にあるガリシア語に独特の単語とされ(そのため、日語への翻訳もできない)、他の言語では一つの単語で言い表しづらい複雑なニュアンスを持つ。ガリシア語ではこの語はあまり使われず、一般に類義語のモリーニャ(morriña)が同様の意味で使われる。 ポルトガル語が公用語となっているポルトガル、その旧植民地ブラジ

    サウダージ - Wikipedia
  • 【翻訳】パレスチナ人の命も守れ:ユダヤ人の学者ジュディス・バトラーがイスラエルの「ジェノサイド」を非難|カフェ・フスタート

    稿はデモクラシー・ナウによるジュディス・バトラーのインタビュー(Palestinian Lives Matter Too: Jewish Scholar Judith Butler Condemns Israel’s “Genocide” in Gaza)の日語訳です。 バトラーはクィア理論の大成者として有名ですが、ユダヤ人としてイスラエルの占領や暴力を一貫して非難してきました。このインタビューでバトラーの表情は終始険しく、ジェノサイドという言葉を繰り返し口にします。また、バトラーはイスラエルによる暴力は75年前から組織的かつ継続的に行われてきたと指摘し、パレスチナ人がその死を悼むに値しない人間以下の存在として扱われる状況に警鐘をならしています。イスラエルを植民地主義国家・アパルトヘイト国家として明確に非難している点も重要です(これまでのイスラエルの所業をみれば明白のことなのですが、な

    【翻訳】パレスチナ人の命も守れ:ユダヤ人の学者ジュディス・バトラーがイスラエルの「ジェノサイド」を非難|カフェ・フスタート
  • 審査のゆがみ:全日本吹奏楽コンクールを例に

    芸術競技において審査過程の公平性を確保することは重要な課題である.論文では,審査結果に意図せざる形で偏りが存在しているか否か,存在するとしたらどの程度影響を与えているのか,という問いに対して全日吹奏楽コンクールを事例として分析を行った.分析の結果,演奏順が後ろであればあるほど有利であるという “overall order bias” と,一つ前の演奏団体のパフォーマンスから影響を受ける “sequential order bias” が存在することが示された.

  • 俳句時評166回 多行俳句時評(7) 出会い損ねる詩(1) 斎藤 秀雄  - 「詩客」俳句時評

    議論の手がかりとして、極端に複雑性を縮減した図式を提示することからはじめたい。〈作品(artwork)〉に向き合うときに体験される、〈詩(Poesie, poeticality, poetria)〉との出会い方には、次の二通りのタイプがあるように、私には思われる。 A:脳髄にズカズカと這入りこんでくるように感じられるタイプ B:その門を通ろうとすると、バチンと弾かれ、拒まれたように感じられるタイプ AとBと、どちらが良いとも悪いともいうことはできない。たんに二通りのタイプがある、というだけである。また、個々の作品に帰属される性質についても述べてはいない。あくまでも鑑賞者の体験として、鑑賞者に帰属される知覚の性質について述べている。ここでBは、〈詩〉と出会う前に拒まれているわけだから、いわば出会い損ねているのだが、「出会い損ね」という出会いのタイプもありうるだろう、と私には考えられる。この図

    俳句時評166回 多行俳句時評(7) 出会い損ねる詩(1) 斎藤 秀雄  - 「詩客」俳句時評
    hidex7777
    hidex7777 2023/05/05
    「詩客」での2023年度連載は「多行俳句時評」を担当します。第一回更新されました。お読みいただければ、嬉しいです。
  • 服部崇歌集「新しい生活様式」評(『We』15号)By斎藤秀雄 - 続・知青の丘

    この歌集評を書こう、という段になって、「あとがき」の余白に私の文字で「偶発的必然について」と記されているのをみつけた。書を何度か読むあいだに、過去の私が、そう書きたくなったのだろう。過去の私から、いまの私への手紙のようだ。書を通読すると、このテーマ、ないしアイディアを私にもたらしたとおぼしき歌が三首ある。 たった三首、とはいえど、やはり《必然》の語は、それぞれの作品においてなにがしか異様な感触を湛えている。一首目、《必然》的なのは語り手の出生地とも、《台風》の進路のこととも読めるが、同時に双方を意味しているのだろう。語り手にとって《この場所》は《必然》であるが(語り手は《わが母》以外からは生まれ得ない……言葉遊びのようだが)、《母》にとって妊娠出産の時期・場所、パートナーは偶発的なものだろう。つまり【必然的である事柄の、条件はつねに偶発的】である。一首目は、このテーマがもっとも明白に現

    服部崇歌集「新しい生活様式」評(『We』15号)By斎藤秀雄 - 続・知青の丘
    hidex7777
    hidex7777 2023/04/27
    『We』15号に掲載した拙稿を、編集部の加藤さんがブログにアップしてくださいました。服部崇さんの歌集『新しい生活様式』の歌集評「偶発的必然について」です。ご笑覧ください。
  • 良さが分からない名盤(30−1位)(後編)

    一般的に「名盤」とされる作品でも、「良さが分かりづらい作品」があるのではないか それを確かめるため、ツイッターで「良さがよく分からない」、もしくは「良さが分かるまで時間がかかった」名盤について投票を呼びかけ、数多くの方にご参加頂きました (参加者:305名、エントリー数:520作品) 一般的に名盤とされてるアルバムで、「良さがよく分からない」、または「分かるまでに時間を費やした」作品を一人当たり1枚から最大5枚まで、このツイートに返信か私にDMで頂けますでしょうか。今週末までを目処に集計し、発表したいと思います。 — 𝑷𝒆𝒕𝒆𝒓 (@zippu21) May 16, 2022 この記事では、前回の記事(100位-31位)に引き続き、投票が7票以上あった30位の作品から順に発表していきます。 なお、前編の記事をまだ読まれていない方は、是非そちらを先に読まれることをお勧めします。

    良さが分からない名盤(30−1位)(後編)
  • 人生を振り返ることについて:私の謎 柄谷行人回想録①|じんぶん堂

    記事:じんぶん堂企画室 批評家・思想家の柄谷行人さんは、多摩丘陵の自然のなかで暮らしている 書籍情報はこちら ――常々「忘れっぽい」「書いたら忘れる」と公言されている柄谷さんに、生まれてから現在までのこと、まだ書いていないことをお聞きしておきたいということで、連続インタビューをお願いしました。実は、『世界史の構造』(岩波書店)が2010年に刊行された後、朝日新聞から同じようなお話を頼んだときは、結局お断りになったと聞いています。 柄谷 最初はやってもいいかなと思ったんですよ。でも、回顧には関心がないし、まだこれからやろうとしているのにと、考えが変わった。『世界史の構造』を書いてすぐは、「これで終わり」という感じもあった。だけど、違ってたね(笑) ――まだ自分の仕事は終わらない、半生を振り返るのはまだ早いという気持ちになったわけですね。 柄谷 そうです。そういう意味では、今も難しい。だけど、

    人生を振り返ることについて:私の謎 柄谷行人回想録①|じんぶん堂
  • Jacket 30 - July 2006 - Gary Sullivan: Jacket Flarf feature: Introduction

  • Flarf Poets Still Not Dead Yet, I See

  • 中国における技術への問い 宇宙技芸試論 特設サイト

    内容紹介 なぜ「技術」は西洋の伝統のうえでのみ定義され、論じられてきたのか? ハイデガーの「技術への問い」を乗り越え、破局へと暴走するテクノロジーに対抗するために、香港の若き俊英は文化的多様性に開かれた「宇宙技芸」の再発明に挑む。京都学派から100年。「近代の超克」を反省し、東洋思想を再び世界へと開くために必要な、「道」と「器」の再縫合はどうなされるべきなのか。諸子百家と人新世を結ぶ、まったく新たな技術哲学の誕生!

    中国における技術への問い 宇宙技芸試論 特設サイト
  • 村上春樹研究フォーラム

    台湾・淡江大学の村上春樹研究センターが開催している村上春樹国際シンポジウム。今年2024年(第13回)は会が「後援」としてクレジットされることになりました。7月13日(土)・7月14日(日)に早稲田大学早稲田キャンパスで開催されます。 ********* 主 催  淡江⼤学村上春樹研究センター 共 催  早稲⽥⼤学国際⽂学館(村上春樹ライブラリー) 助 成  独⽴⾏政法⼈国際交流基⾦・公益財団法人東芝国際交流財団 後 援  台湾⽇語教育学会・韓国⽇語教育学会・村上春樹研究フォーラム ************ 参加申し込みはこちらから。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfx9AfGfNcbNE0Jpf1r15DILhUeCPyuhw60Hj2quEZTsCdZeA/viewform?pli=1 ⽬次 論文 村上春樹/リチャード・ブローティガ