メモリアルデー(戦没者追悼記念日)前夜に米首都ワシントンに集まった退役軍人ら(2016年5月27日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Andrew Caballero-Reynolds 【5月2日 AFP】合成麻薬のMDMAが、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状改善に有用である可能性があるとした研究論文が1日、発表された。MDMAは、ナイトクラブ常連者らの間で「エクスタシー(Ecstasy)」の通称で知られている。 米国で行われた臨床試験では、職務中に心の傷を負い、消耗性疾患と診断された退役軍人、消防士、警察官ら26人を対象に、3つの異なる投与量でMDMAが与えられた。MDMAは、摂取すると強い高揚感を誘発する。 英精神医学専門誌ランセット・サイキアトリー(Lancet Psychiatry)に発表された研究論文によると、このうち75ミリグラムと125ミリグラムの投与量を