これまで数々のショートアニメを動画サイトに投稿し、CGアニメの世界で高い評価を得ている安田現象。自身初となる長編アニメ『メイクアガール』が1月31日に劇場公開された。天才的な頭脳を持つ少年・水溜明(みずたまりあきら)と、彼に生み出された人造人間“0号”の触れ合いを描くサイバーラブサスペンスである今作は、安田監督の人生哲学が込められている。インタビューの第2回は、主人公である明とヒロイン・0号の関係性の変化について尋ねた。 ――物語が進むにつれて変化していく明と0号の関係性について聞かせてください。まず、0号を生み出した明がさまざまな教育を施している物語序盤では、明は0号をどう見ていますか? 安田 序盤では、明にとって0号はサポートロボットのソルトと同等の存在でしかなく、自分と同じ人間とは捉えていません。0号を作ったのも、友人である大林邦人(おおばやしくにひと)の「カノジョを作ればパワーアッ