米グーグルのインターネット検索サイトに名前を入力すると、「犯罪に加担した」などとする虚偽の情報が記されたウェブサイトが表示されるとして、同社に表示の差し止めなどを求めた訴訟が東京地裁で続けて起きている。 しかし、同社は争う姿勢を示し、差し止めを認めた仮処分決定にも従っておらず、救済の見通しは立っていない。 問題となっているのは、検索したい単語を入力し始めると、自動的に関連語句が複数表示される「サジェスト検索」と呼ばれる機能。原告の男性2人が自分の名前を入力すると、犯罪を連想させる単語が表示され、その単語をクリックすると「暴行事件を起こした団体に所属し、犯行に加担した」などと書き込まれたサイトが大量に並ぶという。 1人は書き込みを理由に就職の内定を取り消されるなどしたため、同社に表示の停止を求めたが、拒否された。停止を命じる今年3月の地裁の仮処分にも応じないため、地裁に提訴。もう1人は昨年9
この連載コラムの前回で、「コンピューターは人間に近づいた?『猫』を認識する技術の本質」と題して、コンピューターサイエンスの重要な一部である「人工知能」の、更にその重要な一部である「機械学習」について、次のように紹介した。 一言でいえば、「人工知能」とは、現行のデジタルコンピューターの上に、我々人間と同程度の「知能」を構成しようとする試み、あるいは、その試みの過程で派生した一群のコンピューター技術の総称である。 そして、「機械学習」とは、その「知能」の重要な一部である「学習能力」を、現行のデジタルコンピューターの上に構成しようとする試み、あるいは、その試みの過程で派生した一群のコンピューター技術の総称である。
ハンドルやアクセルを操作しなくても自動で走行する車。 SFやアニメの世界に登場する夢のような車がアメリカで実用化に向けて動き出しています。 アメリカ総局の芳野創記者が自動走行車について解説します。 グーグル・カーとは 「グーグル・カー」とも呼ばれる、この自動走行システムは、アメリカのIT企業、グーグルが開発したものです。 トヨタ自動車のハイブリッド車、プリウスを使っていますが、まず目を引くのが屋根の上に置かれた回転式の機器。 実はこれ、レーザーを使って距離を測定し、周囲60メートル以上を立体的に把握する特殊な機械です。 また、バックミラーの近くにビデオカメラが、正面と後部にはセンサーが取り付けられ、歩行者や車を認識して衝突を防ぐ仕組みになっています。 膨大なデータを利用 これだけでは、最新の自動車でも見られる衝突防止装置などとあまり変わりませんが、グーグル・カーの強みは、これまで
2つ前の投稿「GoogleはGoogleドライブに置かれたファイルのライセンスを取得したことになります」がこの部ログ始まって以来の反響を呼んでしまいました。 少し前に「利用規約を読む」は15%、Googleの利用規約簡易化は82.7%が「知らない」という記事を読んで、それはまずいのではないか、という気持ちでこの投稿を書きました。その趣旨はまずくなかったと思うのですが、競合サービスの利用規約でも表現こそ違っても同様の記述があることをちゃんと確認しなかった点が大きな間違えでした。お詫びいたします。 とはいえ、Googleドライブを使うことでファイルのライセンスをGoogleに付与するというのは事実です。 そこでGoogleの広報に確認しました。 基本的に、ユーザーが「公開」の設定にしているものでなければ、PicasaであろうとGoogleドライブであろうと、Googleはユーザーのコンテンツを
【追記4】この後、Googleの広報に確認してもう1本ブログを書きましたので、そちらも合わせてお読みいただきたく。 Googleのピチャイさんが「ネス湖の怪獣みたいに思われていたGoogleドライブをほんとに公開したよ」と今日発表しました。私はまだ使えないですけど。 で、使う前にもういっかい、3月に更新されたGoogleサービス横断の利用規約を読んでみましょう。ちょっと長いですが、「本サービス内のユーザーのコンテンツ」の2段落をまるごと転載します。 ----------------------------------------- 本サービス内のユーザーのコンテンツ 本サービスの一部では、ユーザーがコンテンツを提供することができます。ユーザーは、そのコンテンツに対して保有する知的財産権を引き続き保持します。つまり、ユーザーのものは、そのままユーザーが所有します。 本サービスにユーザーがコン
大手検索サイトの「グーグル」には、検索したい単語を入力すると、そのことばとペアでよく検索される単語を自動的に表示する機能があります。 「サジェスト機能」と呼ばれるこの機能を巡って、国内の男性が「プライバシーを侵害された」としてグーグルに表示の差し止めを求める仮処分を申請し、東京地裁はこの申請を認めました。 一体、何が権利の侵害となったのか。 検索サイトの便利な機能が招いた波紋について解説します。 「サジェスト機能」とは? グーグルで何かを検索しようとすると、気付くことがあります。 例えば、現在放送中のNHKの連続テレビ小説のタイトル「カーネーション」という単語を検索しようとした場合。 「カーネーション」と入力したあと、何か単語を入力しようとすると自動的に「動画」「ネタバレ」「あらすじ」といった単語が表示されます。 どんな仕組みかというと、まずグーグルでは過去に多くの利用者が検索
印刷 関連トピックスグーグル「サジェスト機能」のイメージ インターネット検索大手「グーグル」の検索で単語を入力すると、自動的に関連語句を予測して表示する「サジェスト機能」によってプライバシーを侵害されたとして、日本人男性がグーグルの米国本社に表示差し止めを求める仮処分を申請し、東京地裁(作田寛之裁判官)が認める決定をしていたことがわかった。決定は19日付。 男性の代理人を務める富田寛之弁護士によると、数年前から男性の氏名やその一部を入力すると、この機能によって犯罪を連想させる関連語句が表示されるようになった。これを選ぶと、男性が犯罪に加担したかのような内容の中傷記事が1万件以上も並ぶようになったという。 男性は就職を内定後に取り消されたことがあり、その際、会社側から「ネット上の記事が理由だ」と告げられたという。ほかの会社の就職試験もうまくいかず、調査会社に依頼したところ、やはり記事が
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