2020/7/25にtraPで実施したUIデザイン講習会の資料です
【加筆あり】 マツモトキヨシのロゴデザイナーが言った『UXの本質』と、IT業界の根本的なズレが致命的になるについて 今も「UI/UX」の議論が増えていますが、日本人が好きな表面的な手法論から、そもそもの深い部分の議論になっているのは、すごい良いと思っています。 特にIT業界が「UI/UX」が盛んに見えますが、そもそもの議論が「アプリ」「WEB」に限定されており、狭義の議論になっているので、本質的な話をしないとこの問題は解決できないと思っています。 私自身も以前はカスタマージャーニーなどもやっておりましたが、マツモトキヨシのロゴデザインをしたデザイナーの小谷中さんと、地元千葉で縁があり一緒に仕事をさせていただいた時に、施設のパンフレットデザインを見せた際に言われた、『パンフレットが置かれる現場に行ったみた?』 が今でも忘れられない一言であり、UXの本質的な言葉だと思っています。 デザイナーの
お店で誰かに商品の場所を尋ねたとして、その相手がただそこに立ったままだったとしたらどう思うでしょうか。きっとイライラして、その場を立ち去りますよね。同じように、ユーザーは長い間スクリーン上のスピナー(通信やローディング時にくるくる回るアニメーション表示の)を見ていると、このような心理状況に陥ります。 スピナーは時間のかかる処理には適さない スピナーは、その処理が終わるまでどのくらいの時間を要するのかをユーザーに伝えません。長時間の処理にスピナーを使うと、最終的にユーザーはアプリに何か問題が起こったのではないかと疑問に思うでしょう。フィードバック無しでは不確実性が生じ、ユーザーは最悪の場合を想定することになります。 ユーザーは読み込みに時間がかかるだろうと考え、待つ気をなくすのです。そしてしびれを切らして、戻るボタンを押したり、またはアプリを終了したりするでしょう。 4秒ルール ユーザーをア
Nick Babich氏はソフトウェアディベロッパーです。大のテクノロジー好きで、UI/UXをこよなく愛します。彼のwebサイトはこちらです。http://babich.biz。 モーションはストーリーを伝えます。長く複雑なストーリーではなく、「今ここを見て下さい」や、「操作は正常に完了しました」などのシンプルなストーリーです。 しかし、アニメーションの目標は、ユーザーを楽しませることではありません。ユーザーが何が実行されているか理解し、より便利にアプリを使う方法を理解するための手助けするためにあります。このアイディアは、Zurbの記事にある次の言葉の中ではっきりと表現されています。 We’re no longer just designing static screens. We’re designing for how the user gets from those screens
日本の家電メーカーの苦境の原因をテレビリモコンから探る 日本の家電メーカーから画期的な商品が出なくなって久しいです。高付加価値を追求する姿勢は伝わりますが、複雑で分かりにくくなっている傾向にあります。 例えば家電リモコンのボタンが多すぎます。日本の家電のボタンの多さに慣れてしまった面もあるので、「こんなもんか」と思っていました。 しかし、そうではないということがわかりました。先日アマゾンプライムに入り、fireTVを購入しました。 ボタンのシンプルさ、分かりやすさに驚きました。 両脇はテレビとDVDレコーダのリモコンです。下の部分はメーカー名が入っているので画像を切りましたが、どこのメーカーもこんな感じでボタンが並びまくっているのではないでしょうかね。 真ん中がFireTVのリモコンです。たったこれだけです。 そういえば、ipodが出たころもボタン1つしかなくて話題になりました。ipodも
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