CPU(Central Processing Unit)コア最大手の英Arm(アーム、以下Arm)は、スマートフォンのSoC(System on a Chip)向け新製品「Arm Compute SubSystem(CSS) for Client」(以下、CSS for Client)を発表した。3nm世代プロセスでの製造を想定しており、前世代品に比べてAI(人工知能)推論の処理性能が最大59%向上するなどの特徴があるという。同社は新製品と共に、ファウンドリーとの強固な連係が必要な新たな製品提供方法も発表した。台湾積体電路製造(TSMC)や韓国Samsung Electronics(サムスン電子)、米Intel(インテル)と同等の関係を、新規参入するRapidus(ラピダス、東京・千代田)が築くのは難しそうだ。 新製品のCSS for Clientは、同社の最新のCPUコアやGPU(Gra
