IntelとAdvanced Micro Devices(AMD)の競争がまた始まろうとしている。今回はPCを高速化することだけでなく、多用途性を高めることも競い合っている。 両社はPCチップの分野で長らくライバル関係にあるが、ある一点に関して概ね意見が一致しているようだ。それは、CPUとGPUという2つの主要なPCチップを、1つのプロセッサに統合する必要があるということだ。しかし、両社はその目的を達成するために、それぞれ異なる部分に力を入れている。 なぜチップを統合するのか。簡単に言うと、1つのチップ上で電子を動かす方が、同じ電子を2つのチップ間で動かすよりも消費エネルギーが少なくて済むため、エネルギーの節約になり、ノートPCのバッテリ寿命が延びるからだ。これは、Insight 64の主席アナリストであるNathan Brookwood氏がAMD向けに書かれたホワイトペーパーの中で指摘し
明らかにされた情報から、Bulldozerの姿を読み解く 年末年始スペシャルの最後は、いよいよAMDの次世代コア「Bulldozer」「Bobcat」である。2009年11月に開かれた「Financial Analyst Day」でBulldozerの詳細が発表された直後から、いろいろな議論がネット界隈で駆け巡った。 まずAMDが公開した話をまとめると以下のようになる。 2つのスレッドを同時に実行できるが、SMT(Symmetric Multi-Threading)とは異なり、整数実行ユニットはスレッド間で共用されない。 整数演算は4命令のアウトオブオーダー。また2ロード/サイクルをスレッドごとに実現する。 浮動小数点演算は2スレッドで実行ユニットを共用する。 FMAC4 & CVT16をサポートする。 問題はこの「4命令のアウトオブオーダー」の解釈である。当初、筆者はBulldozerは
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