米Intelは8月4日、次世代プロセッサ「Larrabee」(コードネーム)の概要を公開した。 x86コアを多数集積した初の「メニーコア」アーキテクチャだとしている。同技術を搭載した製品は、まずグラフィックス市場向けに2009~2010年に出荷開始予定という。 当初はグラフィックスアプリケーションに照準、DirectXやOpenGLをサポートし、既存のゲームやプログラムを実行できるようにする。将来的には、科学エンジニアリングソフトウェアを含む高度な並列アプリケーションなどにも範囲を広げていくという。 LarrabeeアーキテクチャはPentiumプロセッサの実行パイプラインを継承しており、各コアは短い実行パイプラインとコヒーレントな1次キャッシュを持つ。ベクター演算ユニット(VPU)、マルチスレッディング、64ビット拡張命令、高度なプリフェッチングなどをサポートするため、演算能力が大幅に向