面倒な仕事を後回しにしてしまうという悪い癖がまた復活。 瑣末な手をつけやすい仕事ばかりしていて、自分でもこんなやり方やっていたら、どこかのタイミングで破綻するな…とうっすらわかっているので、どうも気持も落ち着かない‥という状態。 落ち着かないことがまたエネルギーを奪い、そんなんだから、集中力のいる仕事ができない‥という悪循環。 まずいなぁ…と思いながら、秋葉原の書泉をウロウロしていたときに目に着いたのが、「大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法」という本。2016年12月末のことだった。 表紙には大きな文字で「DEEP WORK」と書いてある。 「おお、これは!セレンディピティ(serendipity)ではないだろうか?」と、手に取りそのままお買上げ。 (後で思い返すと、単に本を買うのが好きなだけで、常に購入の言い訳を探しているだけだったような気も
そして最後に、この本で一番みなさんにお伝えしたいのは、自分の仕事を壊すということです。自分の仕事を自分でしなくて済むようにすることこそ、究極的な「効率化」であり、今後生き残るために必要なことです。 IT(情報技術)やAI(人工知能)に仕事が奪われると恐れる人がいます。蒸気機関による機械化(第一次産業革命)、電力革命と大量生産(第二次)、コンピュータとインターネットによる情報革命(第三次)に続く第四次産業革命で、人間がすべき仕事の内容はどんどん変わっていきます。僕自身も、5年後にどんな仕事をしているか、まったく想像がつきません。でも、それを怖がっているわけではありません。むしろワクワクしています。 こんな時代には、「自分の仕事がなくなる」ことを恐れるのではなく、むしろ「どうやったら自分の仕事をITに置き換えられるか」「どうすればもっと自動化、省力化できるか」を考えてほしいのです。 自動車の「
オルタナの現在のNo1ブロガーである、ネットコマース斉藤さんが運営されている、ITソリューション塾・第25期の最終日・特別補講にお邪魔させていただきました。 サーバーワークス・代表取締役の大石良さん、新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)・人事本部キャリア採用センター所長の岡田康裕さん、そしてMicrosoftやGoogleでの活躍で名高い及川卓也さんがファシリテーターを務める「エンジニアの幸せな働き方」というトークセッションを見るためです。 このトークセッション、非常に中身が濃いもので、それこそテクノロジー系企業で「働き方改革」に取り組んでいる立場の方には必見と言える内容でした。 ただ、自分の場合は会社に勤めたことがないという特殊事情が大前提なのですが、この記事化をするためにメモを見直して書くことを考えるているなかで思い浮かんだのは、結局いま世間で語られている「働き方改革」って、 昭和
働き方改革が話題である。いろいろな企業が取り組みを始めている。それに伴い毎週のようにあちこちで「働き方改革セミナー」が開催されるようになった。それらの主催者は多くの場合IT系企業である。その中で時々マイクロソフトの名前を見かける。マイクロソフトは今の取り組みが「働き方改革」と呼ばれる以前から「ワークスタイル変革」としてITを活用したテレワークの推進に率先して取り組んでいたから当然だとはいえるが、そうしたセミナーで話を聞くたびに違和感も感じるのだ。 そこでちょっと改めて何に違和感を感じているか考えてみた。確かに日本におけるこれまでの働き方には変える余地が多いと思う。変えたほうが良いとも思うし変わって欲しいとも思う。しかし今のやり方は何か違うと感じるのだ。違和感を感じる理由は、ポイントがずれているからに思える。 マイクロソフトに限らずIT企業が開催する最近の「働き方改革セミナー」の多くは、モバ
「会社に電話がかかって来たら、電話に出ましょう」 ほとんどの人が、言われ続けて来ていることとおもいます。 電話が仕事に及ぼすデメリット 電話が会社にかかってくると、さまざまな問題が生まれる可能性があります。 不在時にメモのやりとりや連絡が社内で必要になり、時間を取られる 集中していた作業が中断される 不要な飛び込み営業電話の対応(電話の取次、断りの会話)に時間を取られてしまう また、電話を仕事で使うのが習慣になると、以下のような問題が発生します。 電話が最優先となり、自分の仕事が中断される 電話がかかってこないか、常に気にしている必要がある 電話に出れなかった場合に、かけなおす必要がある。出なかった場合にまたかけるなどがタイミングを合わせる同期コストが必要 お客さんから思いつき、またはまとまってない状態で電話で要件を伝えられてしまう。メモを残して送信しておかないと、言った言わない問題になる
何度か書いていますが、しんざきはシステム関係の仕事をしており、今はそんな大きくないチームの責任者です。自分でも色々作業しますが、一応マネジメントもする立場です。 今とはまた違うチームにいた頃、チームの統合・再編成が行われたことが何回かありました。 チームメンバーは増えたり減ったりしますが、大体毎度、新しいメンバーを何人かは見ることになります。 当たり前のことですが、知らないメンバーと一緒にやっていく際には、まずその人にどんなタスクを振るか、どうタスクを振るかを考えないといけません。 何か新しい技術に触れていくならどのようにスキルのキャッチアップをしてもらうか考えないといけませんし、引き継ぎがあるなら引き継ぎの計画を立てなくてはいけません。 だからチームの再編成の時には、本格的に仕事を始める前に、それぞれのメンバー、及びそれぞれのメンバーの以前の上司に必ず面談とヒアリングをします。いや、別に
2016年12月12日(月)、東京・有楽町マリオンにて、朝日新聞社主催の『CHANGE Working Style シンポジウム』イベントが開催された。 第1部のシンポジウムでは、働き方改革先進企業6社の経営者らが登壇。各社の働き方改革に対する姿勢や、実際に行っている取り組み、その効果事例などについて紹介した。 【写真左から】 進行役:町田智子さん (朝日新聞社 取締役女性プロジェクト担当) 魚谷雅彦さん(株式会社資生堂 代表取締役 執行役員社長兼CEO) 大西 洋さん(株式会社三越伊勢丹ホールディングス 代表取締役社長執行役員) 北沢利文さん(東京海上日動火災保険株式会社 取締役社長) 新浪剛史さん(サントリーホールディングス株式会社 代表取締役社長) 松本 晃さん(カルビー株式会社 代表取締役会長兼CEO) 吉澤和弘さん(株式会社NTTドコモ 代表取締役社長) 特に、会場から注目を集め
昨年『生産性』が発行され、働き方改革の議論で注目されるようになった生産性について、著者の伊賀泰代氏が、マッキンゼーで同期入社だった現ヤフーCSOの安宅和人氏と対談。 マッキンゼーで生産性の概念を身につけた2人が、その問題の核心を語り合う。2回目はマッキンゼー時代のお互いについて(構成・新田匡央、写真・鈴木愛子)。 ※第1回はこちら 「伊賀さんは、生産性について1秒で答える人だった」 伊賀泰代(以下、伊賀):今回はマッキンゼー時代のお互いの印象について話してください、ということなんですけど、…このテーマ、いろいろヤバイ話が多くて怖いです(笑)。 安宅和人(以下、安宅):全くその通りで、、(笑)。僕と伊賀さんは、入社した年が同じなんですよね。僕が新卒として4月に入社し、伊賀さんが8月に中途で入ってきたから半年しか違わない。最初の思い出は、たしか伊賀さんが入って1週間目だったかなあ。マッキンゼー
それに拍車をかけているのが、「日本型資本主義」という幻想です。多少極端な言い方ですが、「大切なのは利益ではない、合理性ではない。仕事は『道』である。日本の精神性を捨てるべきではない」などと言って、生産性改善に向かわない「怠慢」をごまかしてきました。いい加減な経営をしても、内部からのプレッシャーもありません。外部の不満が募って、たとえば敵対的買収の動きになっても、政府に頼んで規制で守ってもらってきました。事実、日本は1990年代から「世界一株価が上がらない国」になっています。 昭和の時代なら、このやり方でも何とかなっていました。それは人口激増という恩恵があったからです。利益を気にしなくても、人口が増えるから、利益は後から自然についてきました。つまり、日本型資本主義は、単なる「人口激増依存型資本主義」だったのです。人口増加が止まった1990年代初頭に経済成長も止まった事実からも、それは明らかで
もうすっかり寒くなってきましたね。「今週さえ乗り切れば楽になれる…」と思ってはや11ヶ月が過ぎまして、気づいたら12月で今年も残すところあと僅か…ですが、みなさんお元気ですか?私は元気です。 さて、最近は面接ばかりしておりまして、その中で「アナグラムで働くことの最大のメリットはなんですか?」と聞かれ、面接で逆質問されるとは思っていませんでしたが、真面目に答えました。アナグラムに限らず、「急成長をするベンチャーや中小企業で働くことによる魅力は何か?」と整理するとこんな感じかなと思います。 経営が近い、創業者が近い 意思決定に参加できる(一部制限有り) 声を上げれば聞いてくれる(はず) 手を上げればなんでもできる、またはやらされる(無茶振りともいう) 生命力が上がる(自信を持って言える) 創業時から駆け上がるさまを間近で見ることができる(希少) 福利厚生が手厚い、及び、社内制度がユニーク(とい
須田 仁之氏(スダックス)を皆さんはご存知だろうか。ITスタートアップ界隈では知らない者はいないだろう。彼は社会人になってから、イマジニア、ソフトバンクグループ(スカパー、ブロードメディア)、アエリア、ゲームポット、そして弁護士ドットコム、クラウドワークスと7社のIPOに関わってきた。その後、数多くの中小・ベンチャー企業に社外役員や株主として関与している。多くのベンチャー企業のバックオフィスに関わっている男と言っても言い過ぎではない。 そんな須田氏が「ホワイトカラーの生産性が低い」と言っているのは、前回のツールまとめ記事で少し触れた通りだ。今回はお時間を取って頂き須田氏の「生産性向上のための提言」をじっくり伺った。 参考 >>【2016年版】ベンチャー役員10名がガチで選ぶ!経営者仲間にぜひ薦めたい「導入して良かったツール」 - 前回の記事でホワイトカラーの生産性について物申したいとお話さ
自民党の河野太郎議員が、一部で「神(ネ申)エクセル」と呼ばれるエクセルをワープロのように使って作成された書類について、自治体に改善させる意向を示しました。公式Twitterで、限定的ながら文科省での全廃が表明されています。 ツイートで例示された書類は、日本学術振興会の科学研究費助成事業に関するページで公開された応募用紙。エクセルのワークシートを方眼紙のように整え、記入項目を1セルに1文字ずつ入力させる形式になっています。当然、この体裁では氏名や住所などが文字ごとにバラバラになったデータに仕上がるため、応募者のデータベース化が非常に困難になります。 神エクセルの例(Twitterより) この例に限らず、セル結合を多用するなど見ばえを優先するあまりデータとしての再利用性が低くなったエクセルファイルは、以前から自治体等で多用されていました。このようなファイルは一部で「神エクセル」もしくは「紙(へ
先日、総務省と経団連が主催する「テレワークシンポジウム」にて、パネルディスカッションに登壇してきました。さすがに登壇される側も参加される側も大手のお堅い感じの企業さんが多かった印象です。 余談ですが、「テレワーク」と名の付くイベントと「リモートワーク」を冠するイベントでは、完全に客層が違っていますね。ただ個人の印象ですが、テレワークは旧来型の組織で危機感から取り組もうとしている感じ、リモートワークは新しい働き方への期待感から取り組もうとしている感じを受けています。 さて、本稿ではパネルディスカッションの中で出た話題、テレワークと生産性について。そこで私が答えた内容を整理して紹介します。 テレワークだけでは生産性が上がらない理由とは? テレワークとは「ICTを活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」とあるが、柔軟に働くことがそのまま生産性には繋がる訳ではない。むしろオフィスに缶詰で時間
長く働いていた外資系(アメリカ系)の会社を辞めてほぼ3年。まったく英語を使わなくなった。 「日本って、今でもこんなに英語が不要な社会だったんだ」とは驚いたけど、それはそれで「まあ、いいんじゃないの」と思ってます。 だって今どき母語だけで暮らしていけるなんて、すごく恵まれた国だってことだから。 「英語が話せない人と、まともな仕事につけませんよ」みたいな小国と比べて、平和で呑気でいい感じ。 なんだけど、ここ3年、どっぷり日本社会に浸ってみて感じるもうひとつ別の欠如については、「これはちょっと深刻な問題だしょう」と思えます。 それは・・・「生産性の概念の欠如」 日本って「生産性」という概念があるのは、工場の中だけなんじゃないの? それ以外のところ、たとえばメディアや公的部門、さらには民間企業のホワイトカラー(管理)部門から営業まで、 「この人たち、もしかして生産性っていう概念を全く持たずに働いて
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