ITバブル崩壊後に起業して、経営者歴がそろそろ10年になるので、酔っ払ったついでに書きなぐっておく。 恥ずかしながらオレにも、ポール・グレアムやスティーブ・ジョブズの言うことを真に受けて、「Aクラス」のやつらを雇おうと必死に頑張った時期があった。が、見事に失敗した。当然と言えば当然だが、「Aクラス」のやつにはほとんどの場合、多くの魅力的な就職先・転職先があるし、そもそも優秀なやつはどこの会社でもそれなりに尊重されることが多いので転職希望者がそもそも少ない。ので、よっぽど魅力的な事業でかつ経営者がとても魅力的な人間でない限り、「Aクラス」のやつを雇うに成功する確率は非常に低いし、偶然雇うことができてもまず長続きしない。 もっとも、雇うのに失敗すれば人材紹介料は取られないので、求人広告の費用と採用にかけた労力が無駄になるだけで、実のところ一番ダメージの大きい失敗は、「Aクラス」だと思って実際に
10代で最初のWebサービスを立ち上げたけど失敗したNeil Patelさんのエントリが面白かったので、英語で分かるITトレンド風にお届けします。 My reasoning behind creating a job board was that if I could make 1% of Monster’s revenue I would be a rich kid. Sadly Advice Monkey never made any money and within two years I closed it down. 7 Reasons My First Business Failed Petelさんが立ち上げたサービスはjob boardのサイト(AdviceMonkey)と言うサイトだったそうですが、2年間1円の稼ぎも生み出さなかったのでサービスを終了したとのことです。以下、
新人エンジニアとその先輩たちへ、新人研修にこの本「ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修」を 4月に入り、それぞれの企業では新人研修が始まったことでしょう。最初に挨拶の仕方や名刺の渡し方などビジネスマンとしての基本的なマナーを人事担当や外部の講師から教わったら、次は実際の仕事の進め方を覚えることになります。ここではおそらく、先輩エンジニアの出番になるのではないでしょうか。 そんな新人研修を任される先輩エンジニアに、おすすめしたい本を紹介します。 仕事としてソフトウェアの開発を行うことは、趣味や研究で行うプログラミングとは全く異なります。 仕事としてのソフトウェア開発では、発注元としてのお客様がいて(お客様は社外だけとはかぎりません)、要求について聞き取りを行い、それを仕様に落とし込み、外部仕様書、内部仕様書といったドキュメントで確認をして、プログラミング、コードレビュー、
日本のIT業界は救いようがない。絶望的としか言いようがない。 IT業界不人気なんて、この業界に重くのしかかる決して晴れることのない暗雲の氷山の一角に過ぎない。はてなの匿名ダイアリーにもどうせ理系出身者なんていらねえんだよ。なんて書かれていたけど、これが現実なのだよ、学生諸君。 ちょっと補足しておくけど、ここでIT業界っていうのは、SIerのことだ。お客さんの要件をヒアリングして、その要求に沿ったシステムを受託開発するっていうビジネスのことを指している。 ぼくもその昔、その世界のループに組み込まれていた。そして華麗なるコミュニケーション能力とやらをいかんなく発揮し、場の空気を読み、生意気なぐらいのチャレンジ精神で、それなりに仕事のできるよい子だったようだ。 いや、正直に言うよ。正直に言うとだね、結構楽しかった。 だって、考えてみてごらん。お客さんのところに出向いて行って、その業界のことをじっ
200以上ある職種のうち、労働環境、肉体の酷使度、業界の見通し、収入、ストレスといった要素を総合すると、ソフトウェアエンジニアが2011年の最高の職業である、という調査結果を米転職支援企業CareerCast.comが「The 10 Best Jobs of 2011」で発表しています。 ソフトウェアエンジニアに続くよい職業は、2位が数学者(Mathematician)、3位が保険会社などで分析を行うアクチュアリー(Actuary)、4位が統計専門家(Statistician)、5位がコンピュータシステムアナリスト(Computer Systems Analyst)となっており、IT関係の仕事が上位に入っています。 以前の記事「次の10年、「統計分析」こそテクノロジー分野でいちばんホットな職業になる」で紹介したように、統計専門家も上位に入っていますね。 ここでいう「ソフトウェアエンジニア」
ハード/ソフトウエアメーカーを除く主要ITサービス会社(ソリューションプロバイダ)の2009年度業績は厳しい結果となった。売上高を伸ばした企業は2割にも満たず、全体で7.6%のマイナス成長だ(図1)。本特集は、「成長性」や「収益力」、「生産性」、平均給与、役員報酬などの面からITサービス会社の実力を分析、独自ランキングを作成した。ITサービス会社は自社のポジションを知るのに役立つだろう。ユーザー企業にとっては、パートナー企業の実態を把握する格好の材料になるはずだ。 2009年度に増収増益を達成したのは、調査対象142社中11社である。減収の企業は117社、減益の企業は100社だ。 本記事の最後に掲載した売上高ランキングを見てほしい。売上高1000億円を超えたのは、1145億円5600万円で26位の日立システムアンドサービスまでである。売上高500億円以上の企業は48社だった。 売上高1兆円
今年6月、サイボウズの青野慶久社長(39)が2週間の育児休暇取得を宣言した。「激務」というイメージが強いIT業界、しかも社長の育休取得とあって驚いた人も多いはずだ。時代の先端を走る社長は「育休」をどう過ごし、どんなことを感じたのか? NPO法人ファザーリング・ジャパン主催のセミナーで、青野社長の講演を聞いてきた。 猛烈な"働きマン"が育休取得したきっかけはTwitterだった!? サイボウズの青野慶久社長 青野社長が登場したのは「IT業界で働くパパ・ママのためのセミナー」。IT業界の後輩たちが熱心に聞き入るなか、話は育休取得の意外なきっかけから始まった。 「育休取得前はまさに『仕事バカ』でした」。青野社長が目標としているのは「サイボウズを世界に一番使われているグループ会社にすること」。その目標を実現するため激務に没頭する日々。終電の時間を気にせず働けるよう近くに住み、ずっと自転車通勤を続け
自分のブログに書こうとも思ったのですが、会社が特定されてしまいそうなのでここに書きます。どこかに書かなければならないと思ったのは、この事実を誰かに伝えなければならないと思ったからです。 私が勤めていた会社はシステム屋さんです。2タイプの職場があって、一つはお客に注文を受けてシステムを開発してリリースして終了。もう一つはお客の会社に居候させてもらってシステムの維持管理をするというものです。私は後者のほうです。 お客は工場も複数構える結構大きな企業で、様々なプラスチック製品やコンピューター部品を作るところであります。日本だけじゃなくて海外とも取引があったと思います。 1. コンピュターシステムの入れ替えを要求されるこの不況のなか、様々な設備投資の資金を抑える事を進めていた中で、システムについても、もっとコストの安いものをと以前より私の会社の上役達と試行錯誤を繰り返してきたのですが、そもそものお
町の文房具屋から、年商30億円企業へ――山崎文栄堂を変えた“徹底ルール”:全社員がiPhoneを活用(1/2 ページ) 青山学院大学にほど近い、国道246号に面した交差点の角に、「渋谷区渋谷四丁目五番五号」という看板を掲げた小さなビルがある。これが、従業員約30人で年商30億円を稼ぐ山崎文栄堂のオフィスだ。 山崎文栄堂は終戦直後、町の文房具屋として創業。長年“学校前の文具店”として営業してきたが、大規模店やオンラインショップの台頭、ITの普及などの影響で、次第に経営が悪化。こうした厳しい時期に社長を継いだのが、3代目の山崎登氏だった。 事業の立て直しを支えたのは、新たにスタートした文具通販大手アスクルのエージェント(販売取扱店)事業だが、それを軌道に乗せるために行った山崎氏の社内改革も注目に値する。山崎氏は、危機的状況にあった会社をどうやって“年商30億円規模”に成長させたのか。モバイルな
これは、MIT SloanのCusumano先生が本でも授業でもよく言ってる話。 面白いから忘れないうちに書き記しておく。 Cusumano先生は、Microsoft SecretやPlatform Leadershipで有名なソフトウェアビジネスの研究者。 日本の企業研究も色々されているし、一橋大学のビジネススクールで何年か教えてらしたりした日本通でもある。 そのCusumano先生が、ソフトウェア産業への取り組み方を比較して、こんなことを言っていた。 Europe: Software as a science -ヨーロッパにとってソフトウェアは「科学」 Japan: Software as production -日本のソフトウェアは「製造業」 India: Software as a service -インドのソフトウェア産業は「(プロフェッショナル)サービス」 U.S.: Soft
2009年度の業績を詳細に見てみよう。減収幅が10%以上だったのは、富士ソフト(▲14.2%)、日本ユニシス(▲12.6%)、NECネッツエスアイ(▲12.6%)だ。ITホールディングス(ITHD)は7.2%減だが、買収したソランの売り上げ(第4四半期分)を除くと10%超のマイナスになる。表にはないが、構造改革を進めているCSKホールディングスは17.7%減と大きく落ち込んだ。 縮小する受託開発市場の変化に追随できていない 数年前、ソフト各社は売り上げ拡大路線を推し進めていた。500億円企業は1000億円、1000億円企業は3000億円、3000億円企業は5000億円を目指す目標を掲げたことがあった。 しかし、M&Aをしても業績に貢献する成果が表れていない。つまり、市場ニーズの変化に対応できておらず、既存ビジネスの落ち込みをM&Aでカバーできてない、ということだ。 もちろん、各社は決算説明
1972年、福岡県生まれ。東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程中退。1996年に「有限会社オン・ザ・エッヂ」を設立。2002年に旧ライブドア社から営業権を取得し、2004年に社名を「株式会社ライブドア」に変更。2006年に証券取引法違反容疑で起訴されて一審、二審ともに有罪判決を受け、現在上告中。 ITの世界に関わってもう23年くらい経ちますが、ずっと“おいしい商売”だなと思ってるんです。IT業界が厳しいとか思ったこともないですね。 僕は2000年ころまでプログラマーをやってました。プログラミングって結構簡単なのに大多数の人はできないし、プログラミングが難しいと思っている人もいっぱいいて、正直この仕事でこんなにお金もらっちゃっていいの?と思ったり。 つまり世間から見て「何かよくわからないけど、これから伸びそうな市場だな」と思ってもらえれば、それだけでお金がもらえる。そのひとつがIT業界で、そ
■編集元:ニュース速報板より「【IT業界】 ITドカタ「案件量が回復したと思ったら、単価が下がっていたでござる」」 1 大根(関西地方) :2010/01/31(日) 19:48:39.83 ID:+DGrgLzy ?PLT(12000) ポイント特典 ITエンジニアとして生き残るためには「効率」を考えて仕事をしていくことが求められる。 一方で、あえて効率を考えないことも必要なのではないだろうか。「効率」から生まれるものと「効率」からは生まれないもの、どちらもITエンジニアの今後に必要なものである。 ■ ITエンジニアにとっての「生産性向上」 そもそも、「生産性向上」とはどのようなことだろうか。「生産性」とは、財団法人 日本生産性本部が公表する「労働生産性指数」調査によれば「1時間当たりの生産量(業種によっては1時間当たりの販売金額)」のことを指す。 生産性を上げる方法は2種類
受託開発では技術・人材が蓄積しない、という反論でしたが、そういう受託開発ではいけない、という点では同じ意見です。問題は、どうしたら受託開発で技術・人材を蓄積していくか、ということであり、そこにこそ経営手腕が問われているのだと思います。 受託開発のメリット:キャピタリストの視点:ITmedia オルタナティブ・ブログ タイトルでメリットと書いておきながら何もメリットについて言及していないので、僕が思う受託開発のメリットを書いてみる。大きく言えばこの2つだと思われる。 受託開発のメリット 食いっぱぐれがない 深く狭く濃いサービスを提供できる 受託をやる側からしたら、一番のメリットは受注生産だってことだと思います。オーダーメイドで洋服作ってくれっと発注されるようなものですから、作れば必ず売りになりお金が入ります。買い手にとって受託の難しい所は発注したら後に引けないところなんですが、売り手からする
プログラマが自分の技術力を活かして働くことができ、スキルアップでき、風通しがよく気分良く働ける会社の見分け方と、その具体例を教えてください。また、その逆(ダメな会社の見分け方と、その具体例)を教えてください。 良い会社の見分け方の例:「現役プログラマとしても一流として通用する人間が会社の取締役or執行役員or経営会議での大きな発言権を持っている。」「設計とコーディングの2つに職務を分けてない。」 良い会社の具体例:http://www.klab.org/(CTOとCOO(どちらも取締役)が現役プログラマとしても一流として通用する)、http://www.techfirm.co.jp/(副社長が一流の技術者)、http://www.appresso.com/(代表取締役が一流のプログラマとして通用する)、http://www.hatena.ne.jp/(CTOが一流のプログラマ) ダメ 駄目
発注/調達 † 値切ってはいけない 2009.3.6 確かに,プロジェクトには予算が決められており,その予算の枠内でやり遂げる必要がある。どうしても予算と見積もり金額が合わない場合には,入念に価格交渉を行い,発注者と受注者の双方が金額の妥当性について合意した上で確定させるべきなのだ。 そのためには,PMは出てきた見積もりを査定する能力が必要であり,かつ高い折衝能力が必要である。 はじめてのRFP 2008.2.4 調達用語 RFP,SLCP,SPAとか RFP(Request For Proposal:提案依頼書) SLCP−JCP98:Software Life Cycle Process - Japan Common Frame 1998 SPA(Software Process Assessment)
米国の調査会社Foote Partnersが、米国でホットなITスキルのランキング「Foote Partners Hot List」を公表しています。ホットなITスキルとは、過去3カ月から6カ月のあいだに価値が上昇し、高い給料が支払われ、今後もニーズが高いと予想されるスキルを同社が調査したもの。 1位: Java EE、SE、ME 2位: Linux 3位: Virtualization(all) 4位: Microsoft .NET 5位: NetWeaver(SAP) 6位: Flex 7位: Business process management/modeling/improvement 8位: SAP SM(Service Management) 9位: Security 10位: SAN(Storage Area Networking) 1位のJavaはやや意外な感じがしますが、
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