12月22日(月)、大学や企業などによる小型衛星4機が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関西サテライトオフィスにて報道陣に公開された。ロケットの打上げ能力に余裕があるときに搭載される、通称“相乗り衛星”。来年1月21日(水)にH-IIAロケット15号機で、種子島宇宙センターより打上げられる。 H-IIAロケットに搭載される相乗り衛星(正式には小型副衛星、ピギーバック衛星ともいう)となると、宇宙開発事業団(NASDA)時代の4号機以来となる。このときは、鯨生態観測衛星「WEOS」、豪州小型衛星「Fed Sat」、小型実証衛星「マイクロラブサット1号機」の3機が、環境観測技術衛星「みどりII(ADEOS-II)」とともに打上げられた(2002年12月)。 4号機からはずいぶんと間があいたが、相乗り衛星はロケット側に余剰能力がある場合にのみ搭載が可能なため、なかなか条件が揃わないという事情があ