兵庫県知事選で再選された斎藤元彦知事の1期目の公約達成率が27・7%だったことが、県への取材で分かった。斎藤知事は今回の知事選で「公約の達成・着手率は98・8%」とアピールしたが、交流サイト(SNS)上などでは「公約達成率98・8%」との誤情報が拡散されていた。
くぼた・まさき/テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで200件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。 著書は日本の政治や企業の広報戦略をテーマにした『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。 新刊『潜入 旧統一教会 「解散命令請求」 取材NG最深部の全貌』が発売中。 情報戦の裏側 できれば起きてほしくない「不祥事」だが、起きてしまった後でも正しい広報戦略さえ取れば、傷を最小限に済ませることができる。企業不祥事はもちろん、政治家の選挙戦略、芸能人の不倫ネタまで、あらゆる事
Published 2024/11/20 18:55 (JST) Updated 2024/11/21 10:23 (JST) NHKの稲葉延雄会長は20日の定例記者会見で、SNSを追い風に斎藤元彦知事が再選された兵庫県知事選の結果を受け、「どうすれば投票の判断材料を適切に提供していけるか。公共放送として果たすべき選挙報道の在り方を真剣に検討していく必要がある」と述べた。 一般論として、ネット上で誤情報や偽情報も拡散されている状況に「視聴者にも迷いがある。にもかかわらず、既存メディアから適切に情報が提供されないことに不満が表明されているのではないか」と言及。 出口調査で、投票の際にSNSや動画サイトを参考にした有権者が最も多く、若年層でその傾向が強かったことを「重大な事実だと思っている」とした。
(田中 充:尚美学園大学スポーツマネジメント学部准教授) 兵庫県の「出直し知事選」は、パワハラ疑惑などを内部告発された問題で失職した斎藤元彦前知事が再選した。元尼崎市長で自民や立憲民主党の県議ら党派を超えて支援を受けた稲村和美氏ら無所属新人6人を破っての“圧勝”だ。厳しい選挙戦とのマスメディアの当初予想は、もろくも外れた。それは、7月の都知選における「石丸現象」や、10月の衆院選での国民民主党の大躍進に続く、「マスメディアの敗北」とも言える。 3つの選挙に共通するのは、メディアの取材が及びづらい無党派層を中心としたSNSからのうねりだ。インターネット上で広がった斎藤氏を支持する声の多くは、今回の選挙戦を「ネット世論vsマスメディア」の“代理戦争”に見立てていた。権力を監視するはずのマスメディアが、民意から敵視される対象となっている現実が浮き彫りとなった。 【関連記事】 【兵庫県知事に斎藤元
マスメディアが負けたとか、SNSの勝利だとかいろいろ言われている。 いちおうメディア業界に20年ほどいるので、いま感じていることを書いてみるよ。ちなみに某放送局で、主に制作側の仕事をしている。キー局ではない。在阪局でもなく兵庫県民でもないので県知事選挙の有権者の判断に何か言いたいわけでもない。 メディア側の人は悪意がないことが多い個人的にはこれがいちばん厄介だと思っている。中には思想的に偏っていたり政治的意図を持って番組を作る人もいるかもしれないが、自分の観測範囲では多くの人が公平に不偏不党な報道をやってる、と自己認識をしているように見える。 その割に、例えば選挙では明らかな泡沫候補は扱いが小さかったり、そもそも触れなかったりする。 「主な候補」の演説内容を報道するときは、「秒数を揃える」ことで公平性を保っている、ということになっている。ところが、当然ながら演説している候補者はそんなに都合
普段Twitterやyoutubeで政治に関する話を見ないもんだから結果を見てちょっと驚いた。どうやら自分の観測範囲外でネット世論が無視できないほど盛り上がってたらしく「斎藤知事が再選してよかった」と言ってるフォロワーも居たりして俺は浦島太郎なんだけど、流れが分からない自分に今回の選挙がどうとか言える立場ではないし出回ってた話の真偽も分からないがオールドメディアの影響力が弱いことは明らかに思えた。 影響力が弱いどころか、マスコミ不信により何かを伝えればそれの逆張りが盛り上がり、無視できない影響力にまで膨れ上がるこの流れは選挙ハックに利用されかねず、悪意の陰謀論をもって選挙に挑むことが勝つための最も合理的な手段になり得てるのではないかと(今回の選挙に当てはまる事例があったかは知らないが) そのような時勢の中でオールドメディアはこれまで通りの報道の仕方を続けていたら今後も逆張りハックされてネッ
AI(人工知能)エンジニアで、7月の東京都知事選で5位だった安野貴博氏(33)が17日、フジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜後10・00)にコメンテーターとして生出演し、この日投開票された兵庫県知事選を受けて、この1年での選挙戦略について分析した。 斎藤元彦前知事(47)の失職に伴う同県知事選がこの日、投開票され、出直し出馬の同氏が再選を確実にした。選挙戦序盤では元尼崎市長の稲村和美氏(52)の優勢が伝えられたが、斎藤氏はネット戦略を駆使して大きな流れを起こし、最終盤で形勢を逆転した。 都知事選では、同じくSNSを使った戦略で前広島県安芸高田市長の石丸伸二が次点の大躍進を遂げ、注目された。今回は斎藤氏が実際に再選を確実にし、SNS戦略での大きな成功例となった。 安野氏は「昔はネットの一部で話題になっていても、ここまで票数に影響することはなかった」と解説。一方で、「今年に入って、都知事選もそ
前明石市長の泉房穂氏が17日、フジテレビ系「Mr.サンデー」に出演。この日投開票が行われた兵庫県知事選で当選を確実にした斎藤元彦前知事に〝謝罪〟した。 当選を確実にし、スタジオは斎藤氏の事務所と中継をつないだ。MCの宮根誠司がインタビューをした後、話を振られた泉氏は「まず当選おめでとうございます。加えてお詫びです」と切り出した。 続けて「私、一面的な見方でかなり厳しいトーンでこの間対応してきたことに尽きまして、今回民意を見て私も反省するところが多く、お詫び申し上げたいと思います」と謝罪し「民意を得られたのですから、しっかりと県民のために頑張っていただきたいと思います」とエールを送った。 また、中継が終わったスタジオでは今回の選挙戦における「SNSの影響」が話題に。 泉氏は「選挙期間中にテレビの報道はほぼピタッとなくなる中で、情報が欲しい方はSNSに情報を取りに行きます。テレビはもっと報道し
「自民党にとって一番盤石だった島根という砦で完敗したというのは、単純に言えば全国ほとんどすべての選挙区で負けるということでしょ。大変な衝撃ですよ」 選挙結果が判明した28日夜、自民党の中堅議員が力なく口にした。 自民党が島根1区で初めて議席を失うという、衝撃的な「保守王国での惨敗」。 当初、裏金事件の逆風を受けてもなお、自民党の岩盤支持層は厚いとみる向きもあった。 しかし、選挙戦がスタートし、徐々に盛り上がりを見せていく立憲民主党と対象的に、 自民党の空気は冷たいまま、岸田総理自ら2度も応援に入るも、巻き返しを図ることはできなかった。 地元では一体何が起きていたのか、取材した。 (テレビ朝日政治部 自民担当・笠井美来、立憲担当・平井聡一郎) 「逆風ではない、無風だ」 冷めきった地元 さわやかに晴れ渡った4月16日。 告示日だというのに、松江市内を歩いていてもポスターはほとんど見当たらず、選
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ぬまがさワタリ@科博「鳥」展 11/2〜 @numagasa すてきな生きもの&カルチャー! 科博「鳥」展(11/2〜)にて図解イラスト担当します。 著作など→ amzn.to/4e9M4Nm ブルースカイ→ https://t.co/LoCaYJi6m1 ご用あればDMか、ブログ記載のメールアドレスまで。 numagasa.hatenablog.com ぬまがさワタリ@科博「鳥」展 11/2〜 @numagasa NYタイムズが「選挙の不安を防ぐ5つの方法」という記事を出しててアメリカに渦巻く不安が伺えるが、「ニュースばかり見ない」「散歩する」等に加えて「お風呂に入る」が挙げられ、「無理ならこのユズの香りがするカピバラの動画見て」となぜか那須どうぶつ王国の動画を紹介… nytimes.com/2020/11/03/opi… pic.twitter.com/1lebNEYF63 2020-
産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)が合同で実施している世論調査について、業務委託先で架空の結果の入力をする不正が行われたことが明らかになっています。 これは重大な問題で、世論調査そのものが信用ならないといった声が各所から上がりました。そこで、今回の件に対する考えを書きます。 意図的な不正とは考えにくい まず世論調査の不正と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、特定の支持率を過剰に高く、あるいは低く発表するということであるはずです。特に産経は政権に親和的な立場の新聞であることが知られていますから、内閣支持率を意図的に高く発表していたのではないかという疑問が浮かぶのはもっともです。 しかし、以下に示すように、産経・FNNの世論調査が内閣支持率を高めに出してきたという事実はありません。次のグラフには、各社世論調査の内閣支持率と不支持率について、発表されたそのままの結果を表示したものです。太
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