フランスの観光名所、ルーブル美術館が「建物の内部が深刻な荒廃状態にある」として、フランス政府に対応を求める文書を送ったことが分かりました。 ルーブル美術館はパリの中心部に位置し、2024年の1年間で860万人が訪れ、このうちの77%を外国人観光客が占める、フランスを代表する国立美術館です。 しかし地元メディアによると、ルーブル美術館は1月、フランス政府に対し「博物館の中ではいたる所に損傷があり、深刻な荒廃状態にある」として、改修などを訴える文書を送りました。 その上で、美術館の内部について「防水性をなくした場所や、深刻な温度変化の影響で作品の保存が危ぶまれている」と指摘しています。 また、美術館の見どころの一つになっている「モナリザ」については、「作品と作者であるレオナルド・ダ・ヴィンチを理解しないまま熱狂した大衆が押し寄せていて、美術館としての使命が問われている」として、展示のあり方につ