プロ野球のセ・パ両リーグは、28日に開幕する。それまでに、この問題をすっきりさせなければならない。 選手らにオンラインカジノ利用が疑われる中、球界の対応は不透明なままだ。このまま開幕を迎えてファンの理解を得られるのか。日本野球機構(NPB)としての明確な統一判断を早急に示すべきである。 この問題では2月、オリックスの山岡泰輔投手のオンラインカジノ利用が明らかになり、球団は活動自粛を命じた。NPBは全球団の選手、関係者に自主申告を求め、7球団14人の選手らの利用が明らかになった。 だがNPBは球団名、選手名を明示せず、処分などの対応も各球団に一任した。福岡県警がソフトバンクの球団関係者から任意で事情を聴いたことも明らかになったが、当事者が自主申告していたかについてもNPBや球団は明言を避けている。 このままうやむやとなれば、活動自粛の山岡投手との間に不公平感が生じる。また自主申告選手らのみを
