★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ ★ほかのアピタルブログ一覧へ 世界中の最新医学論文から、坪野吉孝氏(山形さくら町病院精神科・早稲田大学大学院客員教授)が、興味深いものをわかりやすくかみ砕いてお届けします。 3歳の時の食生活のパターンが、8歳半の時の知能指数に関係するという論文が、疫学地域保健雑誌に2月公表された。 英国の幼児3,966人を対象に、3歳、4歳、7歳、8歳半の時点の食生活について、各種の食物をどのくらいの頻度で食べるかを、主に母親からたずねた。その回答にもとづき、幼児の食生活のパターンを明らかにした。また、8歳半の時点で知能検査を行ない、知能指数を計算した。 食生活のパターンを健康によいかどうかで点数化し、点数によって3グループ(3歳時点のみ4グループ)に分けた。 3歳の時点で、脂肪と砂糖が多く、加工食品が多いパターンの食
有機リン(rganophosphate (OP) )殺虫剤は高濃度で神経毒。 低レベル慢性暴露での子供の認知機能への影響は不明であった。 birth-cohort study (CHAMACOS) 、カリフォルニアの農業地帯家族を中心とした報告 尿中 dialkyl phosphate (DAP)代謝物を妊娠中・6ヶ月期ので測定 母体のDAP濃度5分位比較で、7.0ポイントほどの低下がみられた。 生前の尿中DAP濃度は、7歳の子供の知的発達低下と関連する。 生後DAP濃度ではこの関連は認められない。 Prenatal Exposure to Organophosphate Pesticides and IQ in 7-Year Old Children. Environ Health Perspect :-. doi:10.1289/ehp.1003185 IQ 7.0ポイントというのは結
前の記事 早送りで見る「天空のガンマ線」:またたくパルサーたち ソマリア海賊が撮影、船上の動画(独占映像) 次の記事 脳の形成に貧困やストレスが影響、記憶力を阻害 2009年4月13日 Brandon Keim Flickr/ActionPixs (Maruko) 貧困のなかで育つということは、単につらい子ども時代を過ごすということだけにはとどまらない。脳にも悪い影響を与える可能性がある。 低所得層および中所得層の学生における認知力の発達を扱った長期の研究で、子ども時代の貧困と生理的ストレス、そして成人になってからの記憶力との間に強い結びつきがあるという結果が発表された。 3月30日(米国時間)にオンライン版『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)に発表されたこの論文は、「慢性的に蓄積された生理的ストレスという視点に立つと、貧困がいかに脳に影響し学力を妨げる結果を招くかを解明する、説得力のあ
オーストラリアで行われた調査により、生後6ヶ月以上母乳を主な栄養源としていた子どもはそうでない子どもと比べ10歳の時点での学力が有意に高く、この傾向は男児で特に著しいことが判明しました。 また、母乳以外のどのようなファクターが子どもの学力に大きく影響するかも明らかにされているので、母乳が出にくいお母さんや事情により母乳で育てることが困難な人でも育児の参考になるかもしれません。 詳細は以下から。Breastfeeding Boosts Kids' Brains, Especially Boys' オーストラリア・パースのTelethon Institute for Child Health Researchやカーティン工科大学などの研究者らは、1989年から1991年に西オーストラリア州で生まれた男女1038人のデータを分析し、乳児期の母乳栄養が、10歳の時点での学力テストの成績に有意に影響
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く