印刷 高額契約が判明した6選手のうち、読売巨人軍が入団前の野間口貴彦選手に渡したとされる文書には、「球界のルール越え」が判明しないように契約金を分割して受け取ることを勧めるなどの記載があり、最高標準額の超過を認識していたことがうかがえる。 複数の関係者証言や内部資料によると、内部文書は、「野間口貴彦様 2004年7月15日」との表題がある。「巨人軍はあなたを来年から活躍できる即戦力投手として位置づけています」と、獲得を熱望していることを伝える内容だ。 文書は「球界の決まりはご承知のとおり、契約金は最高1億円、出来高払いは成績によって最高5千万円まで認められています」としながらも、「契約金 7億円」と明記。一括払いと5〜7年程度の分割払いの選択肢を示したうえで、一括払いについて「あなたが翌年の高額所得者番付に登場することは確実で、その際、球界のルールを越えて契約金を受け取ったことが判明