メルケル首相がワシントンを訪問してトランプ大統領と会談した際に後者は前者に<3000億ドル(33兆円)の請求書を渡した>という。彼の考えでは2012年からドイツがNATOの国防費として拠出する資金2%分に利息を加えた評価額であるらしい。彼のぞんざいな姿勢に<ドイツの随員一行は茫然自失した>と報じられている。(参照:『Voz Populi』) そして、ドイツの随員以上に憤慨し、自らの面子丸潰れと感じたのは国防長官のジェームズ・マティス大将であった。 今回のトランプの行為が、単にNATO加盟国が規定の拠出資金をこれまで出していないということを具体的に知ら示す為のものだとしても、そのような粗野なやり方は国家指導者として許されないことである。<ドイツの随員一行は、それはメルケル首相を威圧しようとした何物でもない>と受け止めたそうだ。当然だろう。 双方の関係者が居心地の悪さを感じている間、メルケル首
ドイツに殺到していのは難民だけじゃない…アメリカからの留学生が激増している理由 ドイツと言えば難民が殺到したニュースが記憶に新しいですが、殺到しているのは難民だけではありません。 現在、ドイツで急激に増えているのがアメリカから来る留学生です。 いったい何が起きているかと言うと、アメリカのあまりに高額な学費に魅力を感じない学生が、ドイツに流れてきているのです。 Why American Students Are Flocking to Germany 現在、約1万人ものアメリカの学生がドイツの大学に通っています。昨年との比較で9%も増えており、2008〜2009年と比べると25%も増加しているのです。 ニューヨーク州ロチェスター出身のナスターシャさんは、交換留学生として3年前にドイツに渡航し、そのまま滞在することに決めました。理由はドイツで勉強するほうがはるかに安く済むからです。 彼女はその
ヴィルヘルム2世(Wilhelm II., 1859年1月27日 - 1941年6月4日)は、第9代プロイセン国王・第3代ドイツ皇帝(在位:1888年6月15日 - 1918年11月9日)。全名はフリードリヒ・ヴィルヘルム・ヴィクトル・アルベルト・フォン・プロイセン(Friedrich Wilhelm Viktor Albert von Preußen)。史上最後のドイツ君主。 プロイセン王子フリードリヒ(フリードリヒ3世)とイギリス王女ヴィクトリアの長男としてベルリンに生まれる。1888年に祖父ヴィルヘルム1世、父フリードリヒ3世が相次いで崩御したことにより29歳でドイツ皇帝・プロイセン王に即位した。祖父の治世において長きにわたり宰相を務めたオットー・フォン・ビスマルク侯爵を辞職させて親政を開始し、治世前期には労働者保護など社会政策に力を入れ、社会主義者鎮圧法も延長させずに廃止した。しか
ドイツのとある女性の生き様が、現地メディアで取り上げられ、注目を集めている。彼女はこれまで15年間、お金を一切使わずに生活しているというのだ。しかし、彼女はホームレスではなく、衣食住に不自由なく暮らしているという。 また2冊の著書を出し、彼女の生き様はドキュメンタリー映画にもなっているのだ。では一体、どのように暮らしているのだろうか? どうやら彼女の生き方には、さまざまな知恵と工夫があるようだ。 お金を使わずに生きる女性、ハイデマリー・シュヴァルマーさん(69歳)の人生は、決して楽な歩みではなかった。東プロイセン(現在はポーランド、ロシア、リトアニアが分割統治)で生まれた彼女は、第二次世界大戦後に家族と共にドイツに難民として移住した。大人になり20年間教師として務めた後に、精神科医として働くこととなった。 学校教師として働いている間に結婚し、2人の子どもを設ける。しかし、夫との関係がうま
前回このコラムを書いてからの1カ月間に、ヨーロッパでは世界の経済史やエネルギーの歴史に残るであろう様々な出来事が起きた。その中でもドイツのメルケル政権が、遅くとも2022年の末までに原子力を完全に廃止すると決めたことは、日本でも大きく報道された。6月6日に行なわれたこの決定で、ドイツは主要工業国として初めて、福島第一原発の事故を契機にエネルギー政策を大きく転換するための重要な一歩を踏み出したのである。彼らはこの変化を「エネルギー革命(Energiewende=エネルギー・ヴェンデ)」と呼ぶ。「Wende」というドイツ語は、変化や変わり目を意味するが、日常会話の中では1989年のベルリンの壁崩壊から、翌年の東西ドイツ統一を指す言葉としてよく使われる。ドイツ人たちは、原子力廃止と再生可能エネルギーの拡大が、ベルリンの壁崩壊並みの大変化になるという意味合いを込めているのだ。 ドイツ連邦議会は、こ
ドイツが原発を止めたはいいけど、よその国から(原子力発電による)電気を輸入するようになった、という記事が毎日にあがっていたのでクリップ。 福島第1原発の事故を受けドイツは国内17基の原発のうち7基を暫定的に停止したため、近隣国から電力を輸入する状況になっている。メルケル首相は6月に、原発全廃までの期間などを示す改正原子力法を成立させる構えだが、早期の原発撤退には与党内からも疑問の声が上がっており、「脱原発」先進国の電力事情も先行きは不透明だ。 ドイツ:原発7基停止で、電力輸入国に 「脱原発」先行き不透明 この件についての経緯は、当ブログでも過去にとりあげております。 ドイツって実は電気を輸出してるんじゃないの? ドイツが原発を止めて電気を輸入し始めた件 この件は、原発を止めればそれで済むということではない、ということを示していると思います。我が国の浜岡原子力発電所の停止にも通じるものがあり
Katastrophe in Japan Liebe japanische Freunde, 親愛なる日本の皆様へ、 この場をお借りしまして、被災者やそのご友人、ご家族やご親戚の方々、ならびに在独邦人の皆様にもお悔やみを申し上げます。また、この百年に一度と言われる大災害に対するドイツの世論の反応を大変恥ずべきものと考えています。何十万もの人々が家を失い、雪と寒さの中で行方不明の方々に思いを馳せては悲しみに暮れ、また数百万もの日本の方々が放射線の危害に怯えて暮らしています。 ひるがえってドイツはといえば、政府が非常事態を宣言しているのです。しかし非常事態なのはむしろドイツ人の頭の中ではないでしょうか?ヨウ素剤や放射能測定器を買いに走る人がいるかと思えば、テレビではぬくぬくと暮らしている視聴者に向かって、まるでこの世の終わりであるかのように煽りたてています。しかし実際に災害現場で起こっている
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