英領ジブラルタルとスペインを隔てる国境検問近くを歩く人々(2019年8月15日撮影)。(c)JORGE GUERRERO / AFP 【1月1日 AFP】英領ジブラルタル(Gibraltar)と英国、スペインの各政府は、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)後もジブラルタルを出入国審査のないシェンゲン(Schengen)圏に残留させることで合意した。スペインのアランチャ・ゴンサレス・ラヤ(Arancha Gonzalez Laya)外相が12月31日、発表した。英国がEUの関税同盟と単一市場を離れる「完全離脱」を同日深夜に控えた土壇場の合意となった。 英国は24日、離脱後の貿易協定でEU側と合意に至ったが、ジブラルタルの扱いに関しては決着していなかった。スペイン、英国、ジブラルタルの代表団は、ジブラルタルとEUの間に厳格な国境管理を伴う「ハードボーダー」が設けられ、双方の