催涙ガスを発射する警官=2日、ジョージア首都トビリシ/Giorgi Arjevanidze/AFP/Getty Images (CNN) 旧ソ連構成国ジョージアで政府が欧州連合(EU)への加盟申請の延期を決定したことをめぐり、数日間にわたる抗議活動が国を揺るがしている。 人口370万人の同国では、数カ月前から緊張が高まっていた。専門家は与党「ジョージアの夢」が西側と距離を置き、権威主義的な親ロシア政策を推し進めていると非難している。こうした政策は、同国が長年掲げてきたEU加盟への期待を抑え込むものだ。 抗議活動は警察の暴力的な取り締まりに直面しており、与党と数千人の抗議者は、ジョージアの未来と、同国がロシアと欧州のどちらとより緊密な関係を築くべきかをめぐって対立を深めている。 抗議活動のきっかけは? 10月下旬に行われた議会選挙でジョージアの夢が勝利を収めたことで緊張は高まった。この選挙は