韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は3日夜、国民に向けて緊急のテレビ演説を行い、「非常戒厳を宣布する」と発表した。「国政はまひ状態にある」として、北朝鮮の共産勢力の脅威から韓国を守り、自由な憲法秩序を守るためだと説明した。これに対して韓国国会は4日未明、非常厳戒の解除を求める決議案を可決。尹大統領は同日朝、解除すると発表した。 尹大統領は4日朝、「国会の非常戒厳解除の要求を受け、戒厳部隊は撤収した」、「私は国会の要求を受け入れ、閣議を通じて非常戒厳を解除する」と述べた。
【ロサンゼルス時事】米大統領選で共和党のトランプ前大統領が返り咲きを決めたことで、民主党のハリス副大統領を応援してきた芸能人らに落胆が広がっている。 【図解】カマラ・ハリス氏ってこんな人 各地で開かれたハリス氏の選挙集会では、セレブが登壇しスピーチやパフォーマンスで支持を呼び掛けたが、その裏でこれまで民主党を支えてきた労働者層が置き去りにされたことが敗因との見方も出ている。 「女性に対する戦争だ」。若者に人気の女性歌手ビリー・アイリッシュさんはSNSで、「男らしさ」を前面に出したトランプ氏の勝利に憤りを示した。映画「スター・ウォーズ」で初期3部作の主役ルーク・スカイウォーカーを演じた俳優マーク・ハミルさんは「ふさわしい人物が(米国の)指導者になると話す人が間違っていたと証明されたのか、それともここは米国ではないのか」と嘆いた。 ハリス氏の集会では、ビヨンセさんやレディー・ガガさんといった女
海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」。シンガポール・チャンギ海軍基地付近で(2017年5月15日撮影、資料写真)。(c)ROSLAN RAHMAN / AFP 【9月26日 AFP】中国は26日、日本の海上自衛隊の護衛艦が前日に台湾海峡(Taiwan Strait)を初めて通過したことを受け「警戒を強めている」とし、日本側に抗議したことを明らかにした。 外務省の林剣(Lin Jian)報道官は「日本の海上自衛隊の船が台湾海峡に通過したことに対し、中国軍は法にのっとって対処した」と述べた。また「中国は日本の行動の政治的意図について警戒を強めている」と付け加えた。 日本の複数メディアは26日、海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が前日初めて台湾海峡と通過したと報じた。(c)AFP
国連安全保障理事会の会合に出席する中国の王毅外相。米ニューヨークの国連本部で(2024年9月24日撮影)。(c)Bryan R. SMITH / AFP 【9月25日 AFP】中国外務省は25日、米ニューヨークで開催されている国連総会(UN General Assembly)に合わせ、同国の王毅(Wang Yi)外相がイランのマスード・ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)新大統領と会談し、「外部勢力」への対抗でイランが安全保障を確保できるよう、中国は支援すると約束したと発表した。 会談は、イスラエルがレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)への攻撃を強める中で行われた。イスラエルと長年対立するイランは、ヒズボラをはじめ、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)など、中東の武装組織を支
立憲民主党は23日、臨時党大会で代表選挙を実施し、決選投票の結果、野田佳彦元首相が枝野幸男前代表を破り当選、新たな代表に選出された。 議員らの票に党員サポーター票を加えて実施した1回目の投票では、野田氏が267ポイント、泉健太代表は143ポイント、吉田晴美衆院議員は122ポイントだったが、いずれも過半数に達せず、野田氏と枝野氏の決選投票にもつれ込んだ。 そして国会議員らと都道府県連の代表者による決選投票では、野田氏が232ポイント、枝野氏が180ポイントを獲得し、勝利した野田氏が新代表に選出された。 野田氏は67歳。1993年に衆院議員に初当選した。96年の衆院選ではわずか105票の差で落選し苦杯をなめたが、旧民主党政権で財務相などを歴任し、2011年に第95代内閣総理大臣に就任した。2012年12月の衆院選で敗北して首相を辞任したが、立憲民主党では最高顧問に就き、国会での安倍元首相追悼演
9月18日、防衛省統合幕僚監部は、中国海軍の空母「遼寧」が沖縄県の与那国島と西表島の間の海域を航行したことを確認したと発表した。写真は中国旗。4月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic) Nobuhiro Kubo [東京 18日 ロイター] - 防衛省統合幕僚監部は18日、中国海軍の空母「遼寧」など3隻が日本の接続水域に一時入ったと発表した。中国の空母が日本の接続水域に入るのを確認したのは初めて。 統合幕僚監部によると、17日午後7時ごろに3隻が魚釣島の北西約210キロの海域を航行していること確認。3隻は18日にかけて南へ進み、沖縄県の与那国島と西表島の間の海域を太平洋へ抜けた。 接続水域は領海の外側24カイリ(約44キロ)までの海域で、与那国島と西表島間は該当する。外務省によると、沿岸国は自国の通関、財政、出入国管理、衛生に関して一定の規制をかけることができる。 魚釣島は、日
(CNN) 今秋の米大統領選に共和党から出馬しているトランプ前大統領は20日、無所属で出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏について、大統領選から撤退して自身の支持に回るのであれば自らの政権内で役職に就く余地が「間違いなく」あるとの認識を示した。 ミシガン州での選挙活動の後、CNNのインタビューに答えたトランプ氏は、「彼(ケネディ氏)のことは好きで、尊敬している」「素晴らしい男だ。非常に頭のいい男だ。彼のことはとても長い間知っている」と述べた。 その上で「本人が撤退を考えているとは知らなかったが、もしそうなら間違いなくその余地はあるだろう」と、政権での役職に就く可能性を示唆した。 トランプ氏のコメントに先駆け、ケネディ氏の副大統領候補のニコール・シャナハン氏は20日、ポッドキャストへの投稿で陣営が大統領選から撤退してトランプ氏を支持することを検討していると明らかにしていた。判断の意図す
タイのタクシン・シナワット元首相の次女で、新首相に選出されたタイ貢献党のペートンタン党首(2024年8月15日撮影)。(c) Lillian SUWANRUMPHA / AFP 【8月16日 AFP】タイ議会は16日、タクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相の次女ペートンタン(Paetongtarn Shinawatra)氏(37)を新首相に選出した。 ペートンタン氏は、父と叔母に続きシナワット家3人目の首相となる。タイの憲政史上最も若く、また女性の首相としては2人目だ。 前首相のセーター・タウィーシン(Srettha Thavisin)氏は犯罪歴のある閣僚を任命したために14日、憲法裁判所によって解任された。 ペートンタン氏は、一族が所有するビジネス帝国のホテル部門経営に携わった後、2022年後半に政界入りしたばかり。20年以上にわたり、タイ政界で強い存在感を示
与党・自民党や岸田氏の盟友、さらに家族までも巻き込んだ一連のスキャンダルが、岸田氏の政権維持を危うくしていた。
ドナルド・トランプ氏(手前)の大統領就任式に出席するバラク・オバマ前大統領(左)とジョー・バイデン前副大統領(2017年1月20日撮影、肩書は当時)。(c) Paul J. RICHARDS / AFP 【7月19日 AFP】米紙ワシントン・ポストは18日、バラク・オバマ(Barack Obama)元大統領が、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領(81)は大統領選を継続するかどうかについて再考する必要があると周囲に語ったと報じた。 オバマ氏はバイデン氏の勝利への道は遠のいたと考えており、バイデン氏は「自らの立候補の実効性について、真剣に検討すべきだ」と語ったという。 同紙は、オバマ氏から直接のコメントは得られていないとしている。 2009~2017年に米大統領を務めたオバマ氏は、現在も民主党内に大きな影響力を持つ。バイデン氏はオバマ政権下で副大統領を務めた。 バイデン氏をめぐっては
米ペンシルベニア州バトラーで行われた選挙集会で、銃撃された後に耳から血を流しながらシークレットサービスに囲まれて退場するドナルド・トランプ前大統領(2024年7月13日撮影)。(c)Rebecca DROKE / AFP 【7月16日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領の暗殺未遂事件を機に矛盾に満ちた陰謀論が氾濫し、11月の大統領選を前に政治的二極化の進行が改めて浮き彫りになっている。 トランプ氏は血を流しながらステージを離れたが、ソーシャルメディアには、銃撃は「やらせ」で血は「偽物」という根拠のない主張や、事件直後に笑っている警護要員の加工写真が拡散されるなど、左右両派から、さまざまな臆測と陰謀論が飛び交っている。 この事件は、大統領選を前に分断された米国の政治的な対立を過熱させ、偽情報を氾濫させていると専門家は警鐘を鳴らしている。 内部犯行や偽旗作戦を指摘
紅海上で米軍のミサイル巡洋艦モンテレーから発射された巡航ミサイル「トマホーク」。米国防総省公開(2018年4月14日撮影・公開)。(c)AFP PHOTO / US Navy / Mass Communication Specialist 3rd Class Kallysta Castillo 【7月14日 AFP】クレムリン(Kremlin、ロシア大統領府)は13日、米国のミサイルがドイツに配備されれば冷戦(Cold War)時代の対立が繰り返され、欧州諸国の首都がロシアのミサイル攻撃の標的になる可能性があると警告した。 クレムリンのドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は国営テレビに対し、ロシアには米国のミサイルを阻止する能力が十分にあるとする一方で、潜在的に被害が及ぶのは欧州の首都だと述べた。 ペスコフ氏はまた、冷戦がソ連の崩壊で終わったのと同じように、現在のような
イラン大統領選の投票所に到着し、支持者に迎えられるペゼシュキアン元保健相=5日、テヘラン近郊(AP=共同) 【テヘラン共同】イラン大統領選の決選投票で内務省は6日、改革派マスード・ペゼシュキアン元保健相(69)が、保守強硬派サイード・ジャリリ最高安全保障委員会元事務局長(58)を破り、当選したと発表した。改革派の大統領としてはハタミ元大統領以来、19年ぶり。欧米と対立を深めた保守強硬派の外交路線から融和路線へ回帰を目指す。 核開発問題などで国際協調を目指す穏健改革路線に転換するのはロウハニ政権(2013~21年)以来。日本とは伝統的な友好関係を維持するとみられる。ロウハニ政権は保守強硬派と改革派の中間、穏健派だった。 ペゼシュキアン氏は6日、首都郊外のホメイニ廟で支持者を前に演説し「選挙ではうそを言わず、偽りの約束もしなかった」と述べ、イラン核合意再建などの公約を守ると強調した。タスニム通
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