アメリカのジョー・バイデン大統領は4日、メキシコとの国境に押し寄せる記録的な人数の移民の抑制を目的とした包括的な大統領令を出した。
米国のジョー・バイデン大統領 (2020年3月24日撮影、資料写真)。(c)Brendan Smialowski / AFP 【3月31日 AFP】米共和党の上院議員団は30日、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領が意図的に移民危機をつくり出したと非難した。人権団体は移民危機について、大勢の移民が虐待やレイプなどの被害を受けたと主張している。 メキシコから入国する移民の数はここ数週間で急増している。共和党指導部が配布した2通の文書は、バイデン氏とカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領が「米史上最悪」の移民危機をつくりだしたとしている。 議員団は記者会見で、バイデン氏が国境問題で弱腰な姿勢が、大勢の移民が米国を目指して北上する旅の途中で悪質な人身売買業者の犠牲となる事態を招いていると主張した。 テキサス州選出のテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員は「南部国境で今
米テキサス州デルリオで、国境付近の橋の下の野営地に集まる移民ら(2021年9月17日撮影)。(c)Jordan Vonderhaar / GETTY IMAGES NORTH AMERICA / Getty Images via AFP 【9月18日 AFP】米テキサス州で、カリブ海(Caribbean Sea)の島国ハイチ出身者を中心とした不法移民1万人以上が橋の下に集められている。米当局が17日、明らかにした。 メキシコとの国境に位置するデルリオ(Del Rio)のブルーノ・ロサノ(Bruno Lozano)市長によると、デルリオ国際橋(Del Rio International Bridge)の下の、税関・国境警備局(CBP)が管理する地域に不法移民が押し込められている。 不法移民の多くは、大地震が発生し政治的混乱が続くハイチ出身者で、米国に留まることを希望しているとロサノ氏は述べた
バイデン氏は大統領として迎えた最初の危機に足元をすくわれようとしている/Oliver Contreras/Pool/Getty Images (CNN) 古いことわざにこうある。問題を解決する第一歩は、問題があるのを認めることだ。だが米国のバイデン政権は、この第一歩が踏み出せない。我が国の南側の国境では、危機的状況がいよいよ明らかになりつつあるというのに。 現在中米とメキシコから、数万人の移民が米・メキシコ国境めがけて押し寄せている。うち数千人は同伴者のいない未成年だ。2月、米税関・国境警備隊(CBP)は10万人を超える移民が国境を越えるのを確認したと発表した。1月からほぼ30%の増加だ。1万人近くは同伴者のいない未成年で、現在米国はこうした未成年1万4000人以上を拘束している。 そして問題は日々悪化の一途をたどる。 にもかかわらず、ホワイトハウスのサキ報道官は22日、現状を「危機」と呼
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