東芝と日立製作所が、福島第一原発事故の事故処理などに、海外企業と協力して両社計2900人体制で対応していることが14日、明らかになった。 東芝は、米原子力子会社のウェスチングハウス(WH)などの応援も得て1400人体制で、原子炉を監視する無人ヘリコプターの提供、運営のほか、炉を冷却する仮設ポンプや変圧器などを現場に届けている。 最大の課題となっている高濃度汚染水の除去については、原子力総合メーカー仏アレバから汚水処理設備の提供を受けている。 日立も、スリーマイル島やチェルノブイリの両原発事故処理の経験を持つ、米プラント大手ベクテルや電力大手エクセロンなどと1500人体制で、水素爆発を防ぐための窒素注入や使用済み燃料プールの機能回復などに取り組んでいる。