フランスサッカー連盟の会長を辞任したノエル・ル・グラエ氏(2021年3月13日撮影)。(c)FRANCK FIFE/ AFP 【3月1日 AFP】セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)等で捜査対象となり、組織運営の不備も指摘されていたフランスサッカー連盟(FFF)のノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長(81)が28日、正式に辞任を表明し、同氏の10年以上に及ぶ体制に終止符が打たれた。 ル・グラエ体制下で、フランスの男子代表は復活を果たし、2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)を制覇すると、昨年のカタールW杯(2022 World Cup)でも準優勝していた。ところが同氏の運営を対象に行われた組織監査の調査報告書では、「女性への振る舞いや公の場での発言、そしてFFFの運営ミスを考慮すれば、もはや連盟の運営と代表を務めるのに必要な正当性はない」と厳しく批判