主に同点でタイムアップを迎えた際に、勝敗を決める方法として行われる「PK戦」。サッカーファンに限らずとも多くの人が一度は目にしたことがあると思われる表記だが、競技規則にその記載がないことはあまり知られていない。今夏の改正により、ようやく競技規則に「PK戦」の名称が採用されることとなった。 競技規則は国際サッカー評議会(IFAB)が制定する世界共通のもので、JFAの翻訳によって日本語版が公開されている。いわゆる「PK戦」も競技規則で示されているが、これまでは「ペナルティーマークからのキック(Kicks from the penalty mark - KFPM)」と記載されていた。 Jリーグ担当審判員の八木あかね氏はツイッター(@otokodetsuraiyo)で「あれはPK合戦でもPK戦でもなく、ただただペナルティーマークにボールを置いてゴールに向けて蹴り合ってるんです」と過去に紹介したが、